～６００年の時を越えるもの～
モスケの屋上なんて、そう滅多に上がれない。
そう思いつつ、屋上にてミナレットと向かい合う。近くで見てもやっぱり荘厳な感じは変わらないけれど、そのすぐ足元に明かり取りの窓があるのが可愛い。屋内が薄暗くて、蝙蝠が集まりお祈りの人々の邪魔をしていたために付けられたそうだ。
１０年近く振りにここトンブクトゥーに到着した時、２４時間体制で電気が通うようになったことを聞いて驚き、ホテルも２軒増えて部屋が満室になるくらいツアー客があるのにも感心し、尚且つインターネットカフェもあるらしいスゴイ！と思った。
トンブクトゥーも時代とともに変わる。自然なことであるけれど・・・・なんだか寂しいな～。でも、こうやってモスケの屋上から眺めるとトンブクトゥーはサハラ沙漠の玄関だってよ～く分かる。砂丘に囲まれていることは少しも変わらないしね。
そういえば確かこのモスケは、1400年代に建てられたってガイドのサナ君が言ってたけれど、このモスケが誰よりもこの町を眺めてきたはず。
６００年もの時代を経てきた場所に立ち、またいつかこのモスケと向かい合いたいと思った。
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