めざせ!社会復帰

めざせ!社会復帰

2020.04.21
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カテゴリ: メンタルヘルス

写真はイメージです

大勢のサーファーが海に押しかけたり、子供に甘い家族連れで商店街が混雑していたり、テレビが映し出す遊びたがりの愚かな日本人たちの姿を見るたび、僕は呆れ果ててしまいます。

ウイルスの感染拡大を防ぐために最も有効なのは、人の移動を可能な限り減らすこと。『8割減目標』という具体的な目標は、総理でも都知事でもなく、過去の症例に精通した医療の権威者が絶対に必要なこととして算出した数字です。

僕自身の生活は、コロナウイルスが蔓延してからも全く変わっていません。立場とすれば「家事手伝い」で、自由に使える時間の大半は自宅でできるクラウドソーシングの作業をして過ごしています。

スーパーに買い物に出かけるのは週に1回ぐらい。近所に住む認知症のおばあさんの飼い犬と毎日散歩に出かけるのがいい運動と気分転換になっています。人に会うことはないので、マスクはしてません。

20代の終わりに会社を退職して以来、僕はずっと世間一般からは遊離した空間で生きてきました。コロナウイルスが流行り始めてからも、身近で感染者が出ても、これまでと変わらずにかけがえのない一日一日を過ごしています。

『いつも通りに過ごせないから不満で不安』『仕事がないから退屈だし落ち込む』・・・それらは自分がそういうふうな感じ方しかしようとしないから、自分で自分の首を絞めているだけのことです。

『こんなにまとまった連休がとれるチャンスはまたとない』『こんな機会がなければやれないことをやってみよう』、なんでそんなふうに考えられないのでしょうか?

僕は長年精神病を患い、その日をなんとか乗り切るだけで精いっぱいというような苦しい日々を送ってきました。絶望して自殺を図ったことも何度もあります。そして闘病中には汚いものを見るような目でよく見られました。

だから、治療が功を奏し、状態が安定しているいまの状態に心から感謝しています。毎日おいしい物が食べられて、好きな音楽や映像作品を楽しめて、ぐっすり眠れることがありがたくてたまりません。

近年日本は度重なる自然災害を切り抜けてきました。そして何より敗戦を世界一酷い形で経験したはずです。

安心して居られる家があるのに、物質的にも精神的にもとっても豊かなのに、緊急事態における最低限の束縛さえ我慢できないなんて、なんて贅沢で我儘なんでしょう。

今日はさっきまで、星野源さんのラジオ番組を聴いていました。スマホデビューしてからは、ほぼ毎週聞いています。源さんも他の多くの有名人と同じく、医療従事者など現在の社会を支えておられる方々を讃えてました。そして「何事も楽しむことが大事」と繰り返し言っておられます。

でも説得力が格段にあるように感じたのは、源さんがかつてクモ膜下出血のために何度も生命の危機を体験されたからだと思います。はっきり言って遊びたがりの類いには、彼を支持してほしくありません。

家の中にずっといるのが辛いと感じるときには、ぜひ思い出してください。動物保護施設には人間の都合で多くの犬や猫たちが、狭く冷たい檻の中に閉じ込められていることを。







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最終更新日  2020.04.21 14:59:53
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