めざせ!社会復帰

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2020.04.25
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カテゴリ: メンタルヘルス
転載元: DIAMOND ONLINE 2020.4.21 4:40
『米国を悲惨なコロナ感染国にしたトランプ大統領「再選」の可能性』より一部引用



米国を世界最大のコロナ感染国にしてしまったトランプ大統領。 (以下略)


 世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスだが、1つ気になることがある。それは米疾病管理予防センター(CDC)という「世界最強の感染症対策機関」を持つ米国が、世界最大の感染国になっていることだ。

 4月20日現在、世界の感染者数は238万人を超え、うち米国は 74万人(死者4万人)以上で世界全体の3分の1近くを占めている 。なぜこんなことになっているのかと言えば、 その責任の大半はトランプ大統領の失策と無能さにある と言っても過言ではない。

 今年1月末、中国の武漢で感染が拡大していた頃、ホワイトハウスには新型コロナについて警鐘を鳴らす報告書が情報機関などから上っていた。ところがトランプ大統領はそれを軽視し、 「暖かくなる4月にはウイルスは消えてなくなる」 などと、記者団に話していた。

 その結果、 初動対応が大幅に遅れ、感染者が十分に把握できず、感染経路の追跡や感染者の隔離などを徹底できずに、感染を拡大させてしまった のである。

 感染拡大のもう1つの主要因はウイルス検査の遅れだが、これもトランプ大統領の失策と無関係ではない。トランプ政権は世界保健機関(WHO)が各国に提供した検査キットを使用せず、米疾病管理予防センター(CDC)が独自に開発した検査キットを使うことを決定した。

 そしてCDCは2月初め、全米50州に検査キットを配布したが、 試薬が不良品だったため、多くの州で検査できない状態が続き、感染拡大を招いてしまった 。これらの州で検査態勢が整ったのは3月に入ってからだという。

 CDCは感染症対応などの分野で世界最強と言われているが、実は 科学を重視しないトランプ大統領によって弱体化が進められている

 オバマ政権は感染症のパンデミック(世界的大流行)を国家安全保障上の重大な脅威と捉え、2016年にホワイトハウス内にパンデミック対策オフィス(PPO)を設立。CDCの活動を海外にも拡大し、各国の感染症発生状況をいち早く把握するために職員も派遣した。ところが、オバマ政権の副大統領を務めたジョー・バイデン氏によれば、 トランプ大統領はこのPPOを廃止し、CDCの予算も大幅に削減した という。

 PPOは中国へも感染症の専門家を派遣していたというが、もし存続させていたら、トランプ政権は武漢で発生した新型コロナの状況をもっと早く把握し、効果的に対応できていたかもしれない。





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最終更新日  2020.04.25 21:29:19
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