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ニュイ・サン・ジョルジュのダモードという畑は一級畑として認定されている区画と村名格の区画があり、レシュノーの所有する畑は一級畑の区画に属している部分と村名格の区画に属している部分との両方を所有しており、2011年までは一級畑と村名畑のブドウを混ぜてワインを生産していた。このため、2011年物まではNuits St.-Georges Les Damodesとしてリリースされていた。ところが、2012年からは一級畑の区画のみでワインを生産するようになり、Nuits St.-Georges 1er Cru Les Damodesとしてリリースされるようになった。レシュノーのニュイ・サン・ジョルジュ・ダモードは、2002年に1993年物を飲んで以来となる。今年に入ってから1万円ぐらいでオファーがあったので購入したもの。2002年に1993年物を飲んだときは、全然飲み頃には入っておらず、随分晩熟なワインだと感じたのがすごく印象に残っているのだが、今回はようやく飲み頃初期に入ってきたかな、という感じ。味わいとしては悪くはないけれど積極的に買いたくなるような魅力を感じることもない。リピートするかどうかは微妙な感じ。コルク長は50mmで品質も結構良い。状態は良好だった。
2024年03月22日
シャンボール・ミュジニー村の一級畑レ・ザムルースは、名前が人気を後押ししていることもあって、昔から多くの特級畑より高く取引されている。今ではすっかり高嶺の花となってしまったが、20年前にはルーミエとかの例外はあったものの、少し無理すれば買える価格帯で、このワインも購入した2005年の時点では1万円台前半の価格で買えた。20年経ってるのだが、まだ飲み頃には少し早かった感じで、色調は若々しく、筋肉質な印象を受けるがっちりとした味わい。タンニンは滑らかだがかなり旺盛で、単独で飲むのはやや辛い。ジャドのレザムルーズは、2005年に1985年物、2010年に1997年物、2019年に1996年物を飲んだ。このうち1996年物と1997年物はなかなかの出来栄えだったが、それと比べると1985年物と今回の2002年物は、まあこんなものかという感じだった。コルクは50mmの長さで良質なもの。ワインの染み込みは少なかったが、経年変化で脆くなっていて、抜栓時に折ってしまった。
2024年03月16日
今年最初に開けたワインとなったフランソワ・ラヴノーのシャブリ一級フォレ 2007だったが、今回は特級畑のヴァルミュール Valmur 2002。ラヴノーについての思いはフォレ 2007の記事を参照してもらうとして、今回のヴァルミュール 2002もようやく飲み頃に入ってきた感じ。色調はまだ若々しい印象の薄めのレモン色。洋梨、ハチミツ、マッシュルームのような熟成したラヴノー独特の香り。アルコール度数表示は13%で、凝縮感のある果実味、酸、ミネラルのバランスが秀逸。あと10年は楽々熟成を続けそうなワインだが、私自身の年齢考えると10年後に元気にワインを飲めているかは不透明なので、今飲んでしまって良かったのだと思う。2005年に正規品を購入後、ずっとレンタルセラー等で保管していたのだが、手元に引き取って自宅のセラーに収納する時に老キャップをぶつけてしまい、上部が欠けてしまった。この頃のラヴノーのワインはコルクと液面の間のスペースが小さすぎて、僅かな温度上昇でもコルクが押し上げられてキャップシールが破損しやすくなることが多い。蝋キャップはこんなふうに欠けてしまっていた。レストランに持ち込んだのでコルクの写真は取りそこねた。
2024年03月14日
今回開けたのはオレリアン・ヴェルデ Aurélien Verdet のブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ル・プリュレ Bourgogne Hautes-Cotes-De-Nuit Le Prieure 2018。昨年の3月に2019年ものを飲んでおり、このときの2019年ものの方が良かった気はするが、開けるタイミングの問題もあったかもしれない。どちらかというと熟成させるよりは若くて果実味がフレッシュなうちに飲んだほうが吉のワインのように思える。アルコール度数表示は13.5%と高めで果実味は豊かだがくどくなく、酸もきれいでタンニンは滑らかで単独で飲んでも気にならない。コルクは5年保証のディアム・コルク。状態は良好。
2024年03月06日
シャトー・フュイッセ Château Fuissé のプイィ・フュイッセ・コンベット Pouilly-Fuissé Les Combettes 2012。2021年の後半に購入したもの。プイィ・フュイッセは2017年から一級畑が認定されたが、この畑は一級ではないらしい。収穫後10年以上経っているわけだが、味わいは若々しい。色調は薄い金色。白桃、メロン、蜂蜜の香り。ミディアム・ボディ(アルコール度数表示は13.5%)で、果実味は少し濃いかなと感じるものの、酸とミネラルがしっかりしているのでどぎつさは感じない。コート・ドールと新世界のシャルドネの中間のマコンらしい秀作。コルクは長さ50mm弱でまあまあ良質なもの。状態は極上だった。
2024年03月04日
最近見かけることが少なくなったシャンドン・ド・ブリアイユ Chandon de Briailles。このペルナン・ヴェルジュレス一級イル・ド・ヴェルジュレス Pernand-Vergelesses 1er Cru Ile desVergelesses 2010は、2015年に4本購入し、3本は2015年に飲んだ。アルコール度数表示12.5%と低めで、若いうちからエレガントな果実味が印象的だった。購入価格を確かめると3,000円代前半。この価格は当時のこのワインの市場価格を考えるとかなり安く、在庫処分のセール品を購入できたのだと思う。2015年に購入したワインのうち最後の1本は2021年に開けた。綺麗に熟成してきており、さらに熟成させたらどうなるか興味深かったものの、もうこのワインに再会することはないだろうなと諦めていた。ところが、2023年にこのワインのオファーを見つけた。価格はほぼ倍になっており、少し躊躇ったが、あの味わいに再会できるのなら安いものだと思って購入した。今回開けたボトルも素晴らしかった。色調は褪色がほとんど見られないやや濃い目のルビー色。赤系果実の芳しい香り。ミディアム・ボディ(アルコール度数表示は12.5%)でエレガントな果実味と綺麗な酸のバランスが秀逸。タンニンは滑らかで単独でも飲めるが、少し時間が経過すると歯茎が痺れて来るので赤身の肉と合わて飲むのが吉だと思う。コルクは結構良質なもので長さは50mm強。状態は極上だった。
2024年03月03日
2021年11月に購入した共栄堂 K20AK_RZ ロゼ 2020。なんとなく飲みそこねていたワインを開栓した。このワイン、甲州にマスカット・ベーリーA等を加えたものらしい。アルコール度数表示は10.5%と軽め。色調は少し褪色したサーモンピンク。ラズベリー、ブドウのような香り。ライト・ボディで、共栄堂らしいブドウジュースの旨味を閉じ込めたような味わい。リリース後2年余り経過してどうかなあと思ったが、色調は若干褪色したように感じたものの、味わいには問題なしだった。
2024年03月01日
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