中年アスリート日記

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先月仙台のキリンビール工場へ行ってきました。
休日なので工場は動いていませんでした。
工場見学もそこそこに試飲コーナーへ向かいます。
工場を案内してくれたお姉さんが、ビールの上手な注ぎ方を教えてくれます。
それは泡をうまく作ることです。
綺麗に洗い、冷やしておいた大きめのグラス（３００ccくらい）に、３度注ぎをするのです。
まず１回目は、最初ゆっくりと、途中から勢いよく泡をたてながら、グラスのふちよりやや上に泡が盛り上がるまで注ぎます。この時中は、ほとんどが泡になってしまいますが、だんだんと泡は下がってきます。それを見計らって、２回目を注ぎます。今度はグラスの上に泡が１センチほど盛り上がるまでゆっくりと注ぎます。
そして、時間をおいてから、３度目は、泡をもう少し盛り上げ、グラスの上１.５センチくらいまで、そっと注ぎ足すようにします。
ビールと泡の割合は７対３で時間をかけてゆっくり注いでいきます。そうすると、クリーミーで、腰が強く、きめ細かな泡が出来ます。
３度注ぎしたビールは、注いでいく途中で炭酸ガスが適度に抜けていき、飲みやすくて、とてもまろやかになり、少々時間がたっても、泡が消えずに残ります。泡は見た目にうまそうに感じさせるだけでなく、ビールのおいしさを守るふたの役割をします。ですからコップの泡は、飲み干すまで消えないようにするのが、おいしく飲むこつです。泡を上唇で押さえてビールだけ飲み、泡が口ひげのようになる要領です。
ビールの注ぎ足しはビールの味を落とすことになります。
炭酸ガスの抜けたビールに、新鮮なビールを混ぜることになるからです。
樽でも瓶でも缶でも中に入っているビールは同じものです。
泡の作り方で味が変わってしまうのです。
缶ビールもそのまま飲まないで上記の方法でやれば、樽の生ビールの味になるのです。
こんな説明を受けた後、２０分間飲み放題となりました。
おつまみも出ておいしい一時となりました。
また行きたいな。

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