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2024.11.23
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カテゴリ: 美術館・博物館



【 リト@葉っぱ切り絵展 】




晩秋の候。
少しブログの更新をサボっていたら、もうこんな季節になってしまいました。
来月は年の瀬。
令和6年も幕を閉じようとしています。
ふだん、趣味らしい趣味のない私は、近所のショッピングモール内にあるスタバで、まったりするぐらいがつかの間の癒しですが、皆さんはどんな趣味をお持ちでしょうか?
日頃、溜め込んだストレスは、どうやって発散させているのでしょうか?

職場の同僚(N子さん)が一枚のチラシをくれました。
どうやら切り絵展が開催されるというチラシで、N子さんは鼻息を荒くして



と力説してきました。
作者はリトさんという男性で、葉っぱを切り絵にした作風が注目を集め、メディアに取り上げられたのだとか。



こんな機会はめったにないので、騙されたと思って行ってみてください、とまで言われ、無料券もいただいてしまい行かないわけにもいかず、この企画展に出向いてみることにしました。

少しだけ作者のことを調べてみたところ、1986年生まれでまだ私よりだいぶ若い!!


葉っぱを切り絵にするという創作スタイルは、2020年からとのことなので、年数的には短いようです。
特筆すべきはこの作者、「自身のADHDによる偏った集中力やこだわりを前向きに生かすため」に制作を始めたと。
作品を見れば一目瞭然なのですが、とにかく緻密です。



驚くほど繊細で作者の世界観が鮮やかに表現されているのです。
一つの切り絵から始まるドラマ、物語が、見る者の心を鷲掴みにするというのは、なかなかありません。

私が好きなのは『森のピザ職人』や『朝のきのこのスープ』ですが、森に棲む生きものたちが腕をふるってピザやスープを作るという夢のある空間が何とも言えません。
どれもこれも可愛いし、ユニークで抱きしめたくなるような作品の数々でした。



〝癒し〟というにはあまりにも拙い表現で恐縮ですが、つかの間のいやしと安寧をいただくことができました。
葉っぱの切り絵が紡ぐ森の動物たちの世界は、渇いた心を潤すようなオアシスでした。



ちなみに私は、作者ご本人がサイン会をされているリアルタイムに行くことができ、購入した作品集にサインをいただくことができました。(ちゃっかりご一緒に写メも撮ってもらいました!)
緊張して何を話したのか忘れてしまいましたが、ふんわりとした笑顔で、優しそうな方でした。



余談ですが、私の購入した『いつでも君のそばにいる』という作品集の帯を見て欲しい!
なんとその帯は、一流コピーライターの糸井重里氏の文言が!!
私、それを見てこの作品集(¥1300税別)を買ったと言っても過言ではありません(笑)

小さな葉っぱは、
どんなに大きくても小さな葉っぱ。
そこから、いつまでも終わらない物語が
はじまっていく。
ーー糸井重里

20130124aisatsu





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最終更新日  2024.11.23 08:00:12
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