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ショパンのピアノ協奏曲といえば、「ピアノはスゴいが、オケ部分は習作程度で退屈」扱いされることが多いような気がしますが、かねてから、ツィメルマンが、自分で編成したオケを振りながら弾いた録音が、とても面白くて、オケ部分も、活き活きとしている、、、、という評判を耳にして、何度も何度も、CDショップで手にしながら、結局、今まで、買うことも聴くこともなかったのですが、このところのピアノブーム(自分の、、、です)に乗じて(?)、今回、ショパンボックスに入ってるのを聴くことができました。この曲、オケ部分も含めて、実は、かなり大好きで、聴いていると涙が出そうになることも多い曲です。とくに1番は、クラシックを聴き始めてすぐの頃、フランソワ・デュシャーブルというピアニストが、大フィルと共演したのをナマで聴くことができたもので、当然、新鮮なその頃の脳で聴いてるので、沁み込み度合いも大分違うものです。とにかく、美しいし、「夢見るよう」なメロディが音色(主に木管なら木管、弦なら弦)にピッタリのように僕には思えます。実際に弾いたり吹いたら、面白くないのかも、、、とも思いますし、ピアノが専ら弾いてる間は「背景」っぽくって、そのあと「合いの手」っぽいのも、「習作っぽい」と言われる所以かもしれません。で、この演奏、冒頭から、テンポをグっと落としながら、一小節、一拍ごとに、強弱や表情をつける、、、という「濃厚」な始まり方で、「!!」と思わせます。こうした「コントロール」感はずっとあるんですが、しかし、オケ全体が歌ってる、、、という感じで、レチタティーヴォっぽいともいえるし、「歌詞つき」っぽいような表情ともいえるかもしれません。また、各楽器の音色が、それぞれに「色」を出していて、混ざって溶け込むよりは、それぞれが室内楽のように存在をはっきりと見えるように、参加し、歌います。しかし、濃厚でも、リズムはとてもハッキリしていて、全てのフレーズもくっきりと演奏されるので、テンポ・リズム・推進力といった面で重たい感じはしません。そして、やはり、ピアノが入ってくると(この協奏曲は、古典的な形式で始まるため、まず、主題をひとしきりオケが演奏してから、ピアノが、主題で入ります。)、クリアな音質、オケ同様(!)クッキリしたリズム、響きのピアノが、白銀の艶とでもいうべき音楽を、ぐんぐんと進めます。ツィメルマンのこの曲の演奏は、実は、FMを通じては、有名なジュリーニと入れたLPや、サロネン指揮のバイエルン放送交響楽団とのライブなどで聴いてはきたのですが、FMのせいなのか、あんまり、そうした彼の「音」について印象を持ったことはなかったのですが、とても、流麗でクリアで「傷」や「バラつき」の無い音は、快感といってよいほどです。といっても、先のホロヴィッツのような音とは無縁に近い、ショウマンシップとか演奏効果を狙った響かせ方とは違う、音楽の形をくっきりとうかびあがらせるためにノイズを完全に排した、、、、というような音です。(もちろん、そういう「演奏効果」を意図している、、、のでしょうが)この曲、いつもは、かなりサラっと聴ける場合がおおく、また、ちょっとオケに不備がある演奏だと、極端にいえば、「もっちゃりしたオケは、置いて、ピアノ部分だけに集中する」みたいな聴き方になることもあるのですが、とても、面白く、スリリングでいながら、とにかくこの「歌」に惚れて演奏してる、、、その惚れ惚れ感、、、がとても小気味よい演奏でした。その分、「ずっと旅に同行する」という感じもあり、かなりな「満腹感」を得る演奏です。こうした演奏を「何度も」聴くかどうか、、、(回数としては何度も聴くと思いますが、たとえば、今の印象が残ってる間に、何度も聴くかどうか)となると、やはり、その情緒的な表現に同調した体験が残っている間は、しばらく聴かない、、、かもしれません。(飽きる、、という意味ではない)その意味では、音楽は、昔は全て、「ライブ」のみ、、、だったのだ、、、ということにも気付かされます。これはたぶん、いわゆるセッション録音と思いますが、ある意味、ライブっぽい内容を十分に持つ演奏でした。
2009.12.03
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【ローマ・テルミニ駅】(2)とにかく、テルミニ駅周辺は、物騒と聞いてはいたので用心しないとと思うけども、なにがどう物騒なのかはわかりません(これは後日わかりました=先に書いておくと人目のあるところでの強盗は少ないのかもしれないけど、スリ・言い掛かり・サギはあります。僕は無事でしたが。それらは強盗・誘拐とは違い、当たった相手がダメならこだわらずに次を探す、というナンパ師方式(←コレも実物に会ったことないけど)が効率的だからでしょう。なので、人目がなくなったら、別の業種の方がおられるのかもしれませんが、判りません。)。とにかく、各国から人がたくさん来ているようです。正面から出て、スペイン広場へ向かうには、左前方(北西)へ進むべきことはわかっています。が、そうなると、つい駅のその反対方向も覗いてみたくなります。ということで右(東)へ出てみることにしました。心配しながら見たら、少し「裏」っぽい雰囲気かな、ゴミが少々とか、人が少しずつたむろしてるとか。しかし、タクシーと個人の出迎えの車がいっぱいです。裏といっても基本はそういう意味の「裏」といったくらいです。19:59 テルミニ駅 東側 出口前の道は、黒光りする石畳が敷き詰められた道にかなりの車が頻繁に行き交います。信号も余りなく、皆、車の一瞬の切れ目に「割って入って」、車はそれを見て止まる、といった感じです。ちなみに、イタリアでは、全般に、日本のように信号に頼るとは限らずに、信号の無い横断歩道も多いです。日本もタテマエは「横断歩道に人が居たら車は停止」ですが、大概「信号」頼みで、その分「信号」も多いです。太い道で信号が無かったら、まず渡れません。心遣いとか思いやりとかキレイな言葉が好きな割りに、「おこぼれ」「余りモノ」を分け与えるといったことでなく、自分の利害に関わることになると(相手が渡るために自分達が移動を停止するという程度のことですら)、日本の「お上」頼りな性向が見て取れる一例ではあります。20:00 テルミニ駅 東出口前の通り 北を臨む。タクシーと出迎えの乗用車が多い。向かいに教会も見えます。【威容を誇るための建築デザイン~テルミニ駅】通りから見える建築物を見ると、「普段使いの古都」という言い方もできそうな、(汚れてるものもあるけど)落ち着いた雰囲気の建物が並びます。「画一的」ではなく、それぞれなのですが、同じ文脈にはまっているからなんでしょうね。向かいの教会もちょっと前まで行ってみたり(=この通りを渡ってみた)しつつ、駅の正面(北側)へ回り込んでみます。黒光りする石敷きの道路。建物は向かいの教会です。向かいの教会。周りはホテルが多いです(泊まるためのホテル。念のため。)。教会の北側の通りから見たところ。いつのものか知りませんが、風格あります。首都の中心駅の向かいです。よ。回り込んで、テルミニ駅を眺めると・・・ん!! この駅のなんというか、「近代的」な威圧感のある長大壁面の感覚は・・・そうです(よね?)! ファシズム建築!!です。旧ソビエト連邦の建築、ナチスの建築(に限らず、権力の強力さをアピールすべくデザインされた建築。今もありますね。)に共通する独特のスケール感と、周りの景観・建造物を奉仕させるだけの「中心感」。デカさのアピール!!永遠の都ローマの「終着駅」(テルミニ)として、ムッソリーニがまさに「威容を誇る”ために”」建造した駅なのでは!!あとあと、このテルミニ駅の全景を見ておいたのはよかった!!と思いました。このテルミニ駅は基本的には、古典建築のオーダーは使ってない「近代建築」ですが、ある意味、ローマの各時代の建築は、思想・宗派・目的を問わず、この「テルミニ駅」と同じ意図をもった面がある・・・と思うので。逆に言えば、テルミニ駅は、「ローマらしい」建築物である。といえると思います。ローマの全てを代表するわけではありませんが、確実に、その大きな流れの一つにあると。それもまた、文化・・・です。 そう日本の「お城」「天守閣」が今となっては、「市民の誇り」だったりするのと同じで。 強大な支配者が、権威を求めて、投資を行った遺産の、「再解釈」という感じでしょうか。文化もまた、というか、文化こそ、「人」そして「社会」に属するもの・・・と思います。ので。 テルミニ駅 ファサードの東端テルミニ駅の東側面 右端の壁がファサードの壁面を構成するパートです。完全長大壁面を誇張するファサードに比べ、側面は古典オーダーも意識したアーチで分節化しています。これはこれで、正面の街並みとはマッチしていますね。ちなみにファサード側の前は大きな広場です。 さらに通り全体を。通りを構成する建築物はデザインやスケール感はムリヤリ揃えましたよ、という感じじゃなく、なんとなく整って揃ってます。車はとても多い。やっぱり、「出迎えスペース」と化しているせいが大きそうです。テルミニ駅ファサード全容(カメラで納まらない) テルミニ駅エントランス部分その正面の広場から、西へ延びる通りを見たところ。こちらも、統一感と、「構図」があります。バスターミナルになってます。正面広場の東側にはこんな遺跡が囲われてあります。本当に遺跡と共存してます。
2007.07.31
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KUMA0504さんへ大変ご無沙汰しています。ときおり記事は読ませていただいているのですが、先の日記にも書きましたとおり、関西の大手電鉄系プロバイダが、よりによってyoursnetに丸投げしてしまい、ドメインがyoursnetになってしまったもので、全然投稿とかが使い物になりませず、KUMAさんの記事にもコメントを書いては、消えて、、ということを何度か繰り返してしまいました。あと連絡手段がないので、このような形ですみません。入院されてたとのこと、大変でしたね。退院されたとの報告の日記でしたので、安心しながら読ませてはいただきましたし、冷静で具体的なルポルタージュも、さすがですね。プロバイダの関係から、相互の書き込み、、、ができなくなり、BLOGの本来の意味をなさなくなってしまってからは、ほとんど更新もせずじまいになってしまっています。もっとも、ほかのBLOGに移っても、楽天内の方との交流が途絶えたままになることにかわりはないのですが、、、くれぐれも、お大事になさってくださいますよう。
2009.04.22
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【空の様相 : 雲、そして、雪の精】また、国際線に限らず、飛行機に乗ることがほとんどないので、雲の様子を見るのがおもしろくて、またきれいでたまりません。ならんで、群れをなしているかのようなとき、山並みのようなとき、孤島の如く浮かんでいるとき、そしてそれらがまた、大地に影をなげかけていたりもします。それとやはり「航空路」というものがあるのですね。同じルートをジェット機が通っているらしく、残された筋状の「飛行機雲」が、幾筋も見えるときがあります。また、ふと窓そのものに目をやると、地上では見られないほどクッキリとした雪の結晶です。「降って」来たわけではないから「雲の子」か?でも、なんとなく「雪の精」という名前が似合いそうです。】なんかスゴい発見をした気になってやっぱり写真を1枚。。。。「こんなのも送って見せてあげたいなあ」とか思いつつ(別に見たがってくれてるワケではないことはアタマではワカってるのですが)。
2007.07.31
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