早寝早起き玄米生活 ~がんとムスメと、時々、旦那~

早寝早起き玄米生活 ~がんとムスメと、時々、旦那~

PR

Profile

六本松さくら

六本松さくら

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

2008.08.28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


以下のようなコラムを書いてくれました。


「魂は生きている」

「ムスメに出会えたことは、私がこの世にいたという証だ。
自分より大事な存在に出逢えたことは、私の人生の宝。
私の人生の目的は、これだったのかな。
かわいらしい彼女とは、またどこかで出会える気がする」


ブログ「早寝早起き玄米生活 ~がんとムスメと、時々、旦那~」
には、こう綴られています。

さらに「ムスメと出会えたことに、あらためて感謝しつつ。
最大で最強のサポーターちゃん、ありがとう。
この世でしっかりあなたの幸せを見せてもらうからね!」と。

そう願い続けてきた六本松さくらさんでしたが、
33歳の若さで、11日の午後、永眠されました。

8年前に乳癌を患ってからというもの、自然食に徹し、免疫療法を手掛けながら、
自分の体をコントロールしてきたのです。
赤ちゃんを授かったときも、随分と葛藤されたのでした。
出産することで癌が再発したり、転移したりするのではないかと恐れたからです。
しかし、自分がこの世に存在した証として出産に踏み切ったのでした。


出産してからというもの、癌細胞は容赦なくさくらさんの体を蝕んでいきました。
両肺、肝臓、肺のリンパ、骨…驚くほど癌細胞を抱え込んでしまったのです。
これほどまでに癌に犯されながらも、さくらさんは底抜けに明るく振舞っていたのです。
声楽を学んださくらさんは精力的に公演会を催し、講演もこなしてきました。


3年前ほど前から書き始めたブログには、自分の思いを赤裸々に綴られています。
そのブログを通して、私は多くのことを教わりました。
いかなる難題が押し寄せようとくよくよせず前向きにとらえること。
自分の人生は自分で切り開き、信じる道を突き進むこと。
何より、生き抜くことが大切なのだと知らせてくれたのです。


ブログには、彼女の強靭な精神力に裏打ちされた優しさが随所ににじみ出ていました。
だからこそ、彼女の生き様は、癌患者のみならず、多くの人に勇気を与えてきたのです。


友人が癌で先立ったとき、さくらさんはブログでこう記しています。
「送り届けることに、決して慣れることはないけれど。
でも、だからこそ、彼女たちのために、前へ進まなければならない。
立ち止まってばかりは、いられないのだ。
彼女は亡くなったけど、魂は生きている。
私のココロの中に、生きている」

14日、福岡市内で行われたお葬式に参列してきました。
5歳になる愛娘のとても穏やかな表情が、切なくて切なくて仕方ありませんでした。
貴女の身を挺してまでも伝えたかったココロは、
愛娘の心に生き続け、
さらに貴女を愛した私たちの心にも芽生えています。


さくらさん、安からにお眠りください。

(「西日本新聞読者プラザ」より転載)
http://www.nishinippon.co.jp/webclub/noriko/2008/07/post-48.shtml

山形さん、読んでくれていたのですね。
ありがとう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.08.28 21:56:33
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: