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先日、元首相の橋本龍太郎さんが亡くなったのはみなさんご存知でしょう。死因は多臓器不全と敗血症性ショック。みなさんご存知ですか?<訃報>橋本龍太郎さん68歳=元首相、元衆院議員 毎日新聞96年から約2年半にわたって首相を務めた自民党の橋本龍太郎(はしもと・りゅうたろう)前衆院議員が1日午後2時、多臓器不全と敗血症性ショックのため、入院先の東京都新宿区の国立国際医療センターで死去した。68歳だった。葬儀・告別式は家族の意向で近親者のみで行う。病院側の意向で病理解剖を受けた。自宅は東京都港区南麻布3の5の49の603。 橋本氏は1937年、東京生まれ。慶応大法学部政治学科を卒業し、呉羽紡績(現東洋紡)に入社したが、厚相などを歴任した父・龍伍氏の死去を受け、63年の衆院選で旧岡山2区から初当選した。現行制度に移行した96年からは岡山4区選出で、当選は連続14回。05年衆院選は立候補せず、政界を引退した。同選挙で比例代表中国ブロックから初当選した橋本岳氏は二男。橋本大二郎・高知県知事は実弟。 厚生畑の族議員としての道を歩み、初入閣は第1次大平内閣(78年)の厚相。第3次中曽根内閣で運輸相に就き、国鉄の分割・民営化を主導した。89年の宇野内閣で党幹事長に就任したが、同年7月の参院選で惨敗、わずか2カ月の在任に終わった。海部内閣では3期連続、蔵相を務めた。自民党が下野した93年に党政調会長に就任。94年には村山内閣の通産相に就いた。 多臓器不全多臓器不全とは同時に、あるいは短時間に重要臓器が次々と機能不全に陥る状態をいう。死の転帰をとることが多く、心、肺、肝、腎、消化器、中枢神経系などの臓器の2つ以上の障害がある時に多臓器不全という。不全臓器が多くなればなるほど死亡率も飛躍的に上がる。多臓器不全の原因ショック、熱傷、重症感染症、免疫不全の場合に多臓器不全が発生することが多い。治療の原則・原因病態に対する基本治療・機能不全に対する人工補助装置の適応 (人工呼吸、人工肝、人工腎、人工肺など)・自己防衛機構の保持または賦活・栄養管理敗血症性ショック敗血症性ショックとは血中に細菌が侵入して、血中内で毒素(エンドトキシン)を作り出す状態である敗血症による循環不全のことをいう。予後はあまりよくない。症状初期:悪寒(さむけ)、呼吸促迫、血管拡張、心拍出量増加、血圧軽度低下など進行すると:循環血液量低下、血圧低下、心拍出量の低下、乏尿、意識障害など治療 ・気道確保 ・輸液 ・副腎ステロイドの投与 ・抗菌薬の投与 ・昇圧剤の投与こんな橋本龍太郎さんの亡くなった日は救命の当直の日でした。この日はホットは1件でした1件目 60代男性。施設に入所中の方。 腹痛と嘔吐を伴い、呼吸苦を訴え、施設の医師が急性膵炎との診断で転院搬送。 来院し、腹部エコーをすると膀胱に尿が・・・ バルーンカテーテル(おしっこの管)を入れると、出るは出るは、おしっこが おしっこがでたら腹痛は治まってきたらしい。 採血をすると、アミラーゼ値が上昇しており、急性膵炎疑いで結局入院となりました。 救命当直日誌 其の1「下腿部轢断」はこちらから 救命当直日誌 其の2「クモの糸」はこちらから 救命当直日誌 其の3「家族愛」はこちらから 救命当直日誌 其の4「血の海」はこちらから 救命当直日誌 其の5「患者を呼ぶ男」はこちらから 救命当直日誌 其の6「やっぱとりつかれている」はこちらから 救命当直日誌 其の7「平和が一番」はこちらから 救命当直日誌 其の8「交通事故死亡数減少」はこちらから※患者様のプライバシーの保護にあたり年齢等一部変更している箇所があります。 ご了承ください。
2006.07.03
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