春先に開花し夏まで葉をつけると、あとは落葉広葉樹林の林床などの地中で過ごす一連の野の花を総称して
スプリング・エフェメラル
Spring Ephemeral
と呼びます。その可憐さから 「春の妖精」
とも言われます。
カタクリ(片栗、ユリ科カタクリ属)・キバナカタクリ(黄花片栗)・↓アマナ(甘菜)ユリ科アマナ属)‥など以上はユリ科、
シュロソウ科(旧ユリ科)↓ショウジョウバカマ。
キンポウゲ科のイチリンソウ、↓ニリンソウ、
キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ‥など、
ケシ科のエゾエンゴサク、オトメエンゴサク、ヤマエンゴサク‥など。スプリング・エフェメラルについての分類学上の明確な定義はないが、「春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称?」
スプリング・エフェメラルは、何とも魅惑的な響きをもった言葉です。エフェメラルは「はかない」とか「つかの間の」を意味する形容詞ですので、スプリング・エフェメラルはつかの間の春の植物たちということになり、春植物とも呼ばれます。ただ、「春植物」は味わいのない言葉ですので、私は「春の妖精」のほうが適切だと思います。
群生するカタクリの花が静かに咲いている。春の妖精 Spring Ephemeral と称される薄紫の花弁が、木陰で春風に揺れている。下を向いた花も多かったが、暖かい日が続けば、咲き誇る姿がしばらくは見られそうです。カタクリはユリ科の多年草。日差しが少ないと花びらが下を向き、日差しが多くなるにつれて上方に反り返る。成長には十分な日光が必要で、芽が出てから開花までに 最低でも8年はかかるという。 カタクリの花は、日本では自生地が減ってきていて、貴重な花となってきています。カタクリの花は、開花時期になると、地面を覆いつくしてとても美しい景色を作り出してくれます。
昔は、カタクリではなく、堅香子(かたかご)と呼ばれていました。堅香子という名前の由来は、カタクリの花が傾いたかごのように見えるからだという説があります。堅香子は時代とともに名前を変え、「カタコ」と呼ばれることが増え、ユリ科の植物であることから「カタコユリ」に変わり、最終的に「カタクリ」に落ちついたとも言われています。
カタクリの花言葉は、「初恋」「寂しさに耐える」という2つの花言葉があります。
カタクリの「初恋」という花言葉は、下向きにつく、つぼみの様子から、初恋のようなせつなさをイメージしてつけられたという説があります。また、「寂しさに耐える」という花言葉は、1株に1輪ずつしか花をつけず、まだ肌寒さも残る季節に、すっと佇んでいるイメージからつけられたという説があります。
I `m sorry ・ Please forgive me ・ I love you ・ Thsnk you
ワクワク♪ o( ・ω・ o)(o ・ω・ ) oワクワク♪
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