《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2011.05.06
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ウェブサイトを通じ、オサマ・ビン・ラディンの死をアルカイダが認めたと報道されている のだが、それでもアメリカ政府の発表に疑問を抱いている人は少なくない。

 まず、アボッタバードの邸宅をSEAL(米海軍の特殊部隊)チーム6が襲撃したときのアメリカ政府による説明が訂正に次ぐ訂正、結局、銃撃戦はないに等しく、丸腰のビン・ラディンを処刑して、死体は空母カール・ビンソンから海に捨てたということになった。DNAの件も明確でない。

 また、数カ月間、CIAのチームが監視していたというのだが、問題の邸宅は建設当時からISI(パキスタンの情報機関)の監視下にあり、2003年にはアブ・ライス・アルリビなる人物を捕まえるためにISIが強制捜査している。ただ、この急襲でアルリビは捕まっていない。

 アメリカの情報機関がこの邸宅を監視下に置いたのは2005年だと信じられている。つまり、ビン・ラディン殺害の数カ月前から監視していたという話は信用されていない。

 アルリビはビン・ラディンから信頼されていた人物で、メッセンジャーを務めていたと言われている。捕まったのは2005年だ。このアルリビと頻繁にあっていた人物の中にアブドル・ハディ・アルイラキという男がいる。2007年にグアンタナモ刑務所へ移されているのだが、実際に拘束されたのは2005年頃のようで、秘密刑務所で厳しい拷問を受けていたと言われている。

 前にも書いたように、アボッタバードには多くの将軍が住み、士官学校もある。ビン・ラディンを罠にはめるためには良い環境だという見方もできる。アルカイダが創設された時期を1988年とか89年という話も流れているが、実際は1982年で、CIAから様々な支援を受けている。そして現在、リビアではムアンマル・アル・カダフィ政権を倒すため、米英仏軍はアルカイダと手を組んでいる。西側とアルカイダは浅からぬ関係があるのだ。

 1月27日、パキスタン北東部でCIAエージェントのレイモンド・デイビスが拘束されているが、その際に押収された書類から、アメリカ側がアルカイダに「核分裂物質」と「生物兵器」を提供したという噂が流れた。信憑性には大きな問題のある話だが、気になることも事実だ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.05.07 03:29:33


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: