《櫻井ジャーナル》

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2024.02.19
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 ロシア軍がアブディフカを完全に制圧したとセルゲイ・ショイグ国防相はウラジミル・プーチン大統領に報告したという。

 アメリカ/NATOはミンスク合意を利用し、8年かけてクーデター体制の戦力を増強したが、その一環としてドンバス(ドネツクやルガンスク)周辺に要塞線を築いた。地下要塞のあったアゾフ大隊が拠点にしたマリウポリ、岩塩の採掘場があるソレダル、その中間に位置するマリーインカはすでにロシア軍がすでに制圧しているが、その次がアブディフカだ。





 ウクライナ軍のアレクサンドル・シルスキー最高司令官は2月17日にアブディフカからの撤退を決めたのだが、2月8日に就任した際、戦闘の継続を求められていた。前任者のバレリー・ザルジニーはアブディフカからの全面撤退を主張、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と対立していた。そこで大統領はザルジニーを解任、ソレダルやバフムートで自軍の兵士を「挽肉器」に押し込んだと批判されていたシルスキーに交代させたのだ。

 撤退のタイミングが遅れただけでなくシルスキー司令官はアブディフカへ「増援部隊」を派遣して傷口を広げ、ウクライナ軍の兵士はロシア軍の激しい砲火の中、泥の中を脱出せざるをえなくなった。そうしたこともあり、犠牲者は膨らんでいる。この惨状をアレクセイ・ナバルニーの死で誤魔化すことはできないだろう。

 しかし、米英の傀儡であるゼレンスキーはウクライナ人の犠牲を厭わない。少しでも多くのロシア人を殺し、ロシアを疲弊させるという自分に課せられた任務を遂行しようとしている。

 ウクライナの敗北はゼレンスキー本人の破滅にもつながる。すでに不正な蓄財が露見、弾圧したライバルの富豪(オリガルヒ)たちから報復される危険性もあるだろう。

アメリカの研究機関は「万能生物兵器」を開発していたと2023年4月にロシア軍は発表 ​している。人だけでなく動物や農作物にも感染でき、大規模で取り返しのつかない経済的損害を与える遺伝子組換え生物兵器を開発していたというのだ。

 この特性は日本で治験が始まっている「レプリコン・ワクチン(自己増幅型COVIDワクチン)」を連想させるが、そうした生物兵器を秘密裏に標的を絞って使い、「核の冬」に匹敵する結果をもたらそうとしているという。






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最終更新日  2024.02.19 00:00:07


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