アメリカのバラク・オバマ政権はウクライナで2013年11月に戦争を始めた。この戦争でロシアが勝利するのは決定的である。西側でもそのように考えられている。それにもかかわらずウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領やアメリカのジョー・バイデン政権は必死に戦闘を継続させようと必死だ。
2014年2月にビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒すクーデターが仕掛けられたのだが、その手先はネオ・ナチ、黒幕はバイデンが副大統領を務めていたバラク・オバマ政権にほかならない。
オバマとバイデンはウクライナ人を使ってロシアを疲弊させ、その後で征服し、略奪しようとしたのだろうが、その目論見は失敗に終わりそうである。つまり、ネオコンの破滅に向かっているのだ。
ネオコンはソ連が消滅した1991年12月から世界制覇プロジェクトを始動させた。それが1992年2月にアメリカの国防総省で作成されたDPG(国防計画指針)草案、いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンだ。その計画では、ドイツと日本をアメリカの戦争マシーンに組み込むと同時に、新たなライバルの出現を防ぐことが謳われている。旧ソ連圏だけでなく、西ヨーロッパ、東アジア、東南アジアにアメリカを敵視する勢力が現れることを許さないとしているのだ。