《櫻井ジャーナル》

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2025.08.10
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

 ウクライナにおける戦争でロシアが勝利するのは決定的だ。アメリカのバラク・オバマ政権が仕掛けた2013年11月から14年2月にかけてのクーデターで始まった戦争だが、返り討ちにあったわけだ。

 しかし、イギリスは最後の抵抗を試みている。8月2日にはイギリス陸軍のエドワード・ブレイク大佐とリチャード・キャロル中佐、そしてイギリスの対外情報機関MI-6の工作員ひとりがオデッサに近いオチャコフでロシアのスペツナズ(特殊部隊)に拘束されたが、それに対してイギリス軍はヘルソンやニコラエフに部隊を送り込んだと言われている。その部隊にはラテン・アメリカの傭兵も含まれているようだ。





 そうした中、アルメニアのニコル・パシニャン首相とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は8月8日にワシントンで会談、両国はアメリカの影響下に入ったようだ。

 両国はナゴルノ・カラバフと呼ばれる地域を巡り対立してきた。この地域における多数派のアルメニア人は1988年2月から94年5月にかけての軍事衝突後、アルツァフ共和国(ナゴルノ・カラバフ共和国)という看板を掲げ、統治する。

 アルメニアでは2018年5月からパシニャンが首相を務め始めると、ロシアの影響力が低下。2020年9月にアゼルバイジャン軍はナゴルノ・カラバフとその周辺地域を攻撃し、第2次ナゴルノ・カラバフ戦争が勃発する。2020年11月にアゼルバイジャン、アルメニア、ロシアの3か国間で停戦協定が締結され、戦争は終結するのだが、ナゴルノ・カラバフ周辺の大半はアゼルバイジャンに支配されることになった。

 そのアゼルバイジャンは2023年9月、ナゴルノ・カラバフにおいて新たな大規模な軍事攻撃を開始、アルツァフは解体され、アルメニア人の大半は脱出。アルメニア人はナゴルノ・カラバフに1000年の間生活していたのだが、その歴史に終止符がうたれた。

 こうした状況を作り出したアルメニアのパシニャン首相は今年6月、エレバン国立大学で学生に対し、祖国の一部を失ったが、国家を獲得したと発言した。祖国の一部を失う以前、アルメニアは国家でなかったということになるが、パシニャン首相の時代にアルメニアは主権を奪われ続け、ロシアから離れ始めている。パシニャンはウォロディミル・ゼレンスキーの後を追っているようだ。

 ロシアが設立したユーラシアにおける軍事同盟、CSTO(集団安全保障条約)からアルメニアは2026年初頭までに脱退する計画だと報じられている。この合意が成立すれば、西側はアルメニアとアゼルバイジャンをNATOに加盟させると秘密裏に約束したとも報じられている。しかもアメリカ軍がアルメニアに展開する予定だというのだ。

 そのアルメニアは8月12日から20日までの期間、アメリカと合同軍事演習「イーグル・パートナー2025」を8月12日から20日までアルメニアで実施する。

 アメリカの国防総省系シンクタンク「RANDコーポレーション」が2019年に発表した報告書には、拡大しるロシアを抑え込むため、ウクライナの武装を強化、シリアのジハード傭兵への支援を強化、ベラルーシの体制を転覆、そしてアルメニアとアゼルバイジャンの緊張を煽り、トランスニストリアを孤立化させるとしている。ベラルーシの体制転覆は失敗したが、他は実現しつつある。






**********************************************

【​ Sakurai’s Substack ​】






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.08.10 02:34:53


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: