読んでいて、自分は葉蔵とは違う、と思いつつもところどころ共感してしまう。
強烈に響くフレーズも多くある。
彼は最後に自分のことを人間失格と記した。では、人間とは何なのだろうか?エゴの塊か?
自殺未遂、酒に溺れ、果てには精神病院に収容と、緩やかに堕落していく葉蔵。
救いようのない話なのにどことない安らぎを感じてしまうのは何故だろう?
あとがきのマダムの言葉も意味深。
連載中に太宰が自殺したこともあり、よく人間失格を読むと死にたくなるという話を聞くが、なぜだろう、私は逆に生きたくなった。
文章自体は読みやすいし1日で読破できるが、今の私には一度読んだだけでは完全に理解することは不可能に感じた。
いつかまた読みたい。
現代の日本人だって割と恵まれてる方なのに、悩む人はたくさんいる。
酒や趣味、かりそめの人間関係を築きながら現実逃避し、道化を演じ、自分を騙しながら生きていく。
どことなく感じる詫びしさ。
葉蔵との共通項は多いのかもしれない。
名作をほとんど読んでいないエセ読書家な私です。
せっかくiPadに青空文庫も入ってるところだし、名作をどんどん読んでいきたい。
つってもやっぱり本は紙媒体のほうが好きなので、気に入った話があったら紙の本を買おう。
人間失格もいずれ買って読みます。
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