理想建築工舎CRAFT

理想建築工舎CRAFT

2007.10.12
XML
カテゴリ: 勉強部屋
今回からは「構造材」についてのお話です。

住宅に使われる木材。いったい何種類ぐらい使われているのでしょう?
私も調べたことは有りませんが、建材の「材料」なども含めると、少なくとも20種類以上。
無垢材を多用し、遊び心で素材を選べば40種類を超えるかもしれませんね…

そんな木材の中で、「構造材」と呼ばれる物が有ります。
一般的には住宅の「骨組」になる部分です。「棟上げ」のときに見えますね。

構造材は「土台」「柱」「梁」「束」「母屋」などの主要部分が大切です。
その他に「大引」「根太」「筋交」「垂木」などで構成されます。
これらの素材は日本でも各地域によって様々なものが使われてきました。
昔の大工さんは「地域」の気候に合わせて樹種を決めてきました。
また、その地域特有の「樹木」を適所に有効に使ってきました。

私共の住む「奈良県」は「吉野」という素晴らしい材木の産地を持っています。
古来より「人造林」の育成に心血を注ぎ、多くの「銘木」を世に送ってきました。
しかし、「後継者不足」や「輸入木材」などにより、その産出量は減少の一途…

住宅の素材として、最高級とも言われる「吉野杉」や「吉野桧」。
まずは奈良県の材木からお話いたします。



【桧】…日本各地で見られます。非常に扱いやすく、強度も充分。「硬度」は低め。
その「ねばり」のある性能から「柱材」として最高位と言えるでしょう。
また、「虫害」にも非常に強く、「土台」「大引」「根太」などにも最適。
「赤身」の部分は”シロアリ”さえもほとんど寄せ付けないと言われています。
【CRAFT】では「土台」「大引」「通し柱」「隅柱」には必ず”吉野桧”を使います。

【杉】…”吉野杉”は「天井材」などの「銘木」としてあまりにも有名です。
その陰で「構造材」としての陰は薄いのですが…なかなか優れた素材です。
確かに素材としては柔らかく、また「割れ」も入りやすいのが難点。
しかし、これも「産地」によって大きく性能が異なります。
「吉野」の杉、とりわけ「川上」や「野迫川」の杉は非常に粘り強いのです。
「破壊試験」の数値では、強靭と言われる「米松」と同等の数値を得ています。
これは、高山の寒地に「密植」し、適切な管理を続けて大切に育てた結果。
奈良県は「目」の細かな「良材」を多くはぐくむ「恵まれた」土地なのです。


次回は他府県の「構造材」について。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.10.14 10:04:02
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

管理人@CRAFT

管理人@CRAFT

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: