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Feb 16, 2016

読書日記、「老人と宇宙（そら）」シリーズ。

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あっ！！という間に、前に更新してからもう何か月も経ってしまいました。
その間も、毎日一定数の方たちにご覧いただいていて、ありがたい限りです。
どうもありがとうございます。

更新してない間も、いろいろと素晴らしい本、映画、ドラマなんかに
出会っていたわけですが、
今日は今読んでる本をご紹介です。

「老人と宇宙（そら）」シリーズ　ハヤカワ文庫ジョン・スコルジー　

老人と宇宙（そら） [ ジョン・スコルジ- ] 価格：950円（税込、送料込)

遠すぎた星老人と宇宙 2 ハヤカワ文庫SF / ジョンスコルジー / 前嶋重機 / 内田昌之【文庫】価格：994円（税込、送料込)

まだ2巻の途中までしか読んでないのですが、SFの中では読みやすいタイプだと思います。
自分のサイトで連載をした小説が本になり、ヒューゴー賞候補となって、
ジョン・W・キャンベル賞を受賞。

という、SF好きなひとなら「あの賞ね」という世界的な権威の賞の候補、
受賞作となったこの作品。

75歳になると、そのまま地球で生活をするか、
あるいはまったくどういう世界なのか情報もよく知らされてない
「コロニー防衛軍」に入るかを選択する世界。
最低2年間兵士として戦った後、10年すればコロニーで
新しく民間人として生活させてもらえるという条件付き。

75歳で入隊し、防衛軍の兵士として働くということは、
きっと地球では使われないほどのハイレベルのテクノロジーで、
健康を取り戻せるのではないか。
そもそも、10年後の話をするくらいなのだし. . .
いろいろと考えて、戦士として戦うか、あるいは老人として
地球で過ごすか。
そんな葛藤をみんながすることになる。

妻が急死した主人公、ジョン。
ジョンは妻が生きていた時から、防衛軍に入隊することを決めていた。
そして、驚愕の真実が. . . 。

ハインラインの「宇宙の戦士」にインスパイアされたというところで、
激しいエイリアンとの闘いなどはあるわけなのですが、
なにしろ「75歳以上」の老人ばかりが集められて戦う、というのは
なかなかの新機軸。
思ってた展開と違うところあり、またさらなる展開あり。

自分が75になってたらどうするか？
いやあ. . . どうするかなあ。
もともと、メメント・モリ（死を想え）というのは
常にあるタイプなのですが、
自分の、危険な場合の反応とかまったく自信がないので、
ぐずぐずしている間に、たぶん宇宙には出ないんじゃないかと思われます。

この小説、ハードSFのようなテクノロジーや科学知識オンパレードみたいな
ところがそんなになく、設定がものすごいわけでもなく、
どっちかというと. . . ちょっと違うんですけど、
単純に西部劇とか、敵味方で戦うバトル、というのを
楽しむ（というと語弊があるかも）小説であるともいえるかも。
そんなに難しく考えず、読めるというか。

ただ、ひとは死は避けられないものとはいえ、
ちょっと激烈だな、とがっくりくるところも多くて、
やっぱりびびりーの私としては、
SF好きな癖に宇宙には行けず、
ファンタジー好きな癖に剣と魔法の世界にはなじめないと思われます。

SFの場合、戦士は無理だし、かといって技術者も無理だし。
たとえばスタートレックの世界にいたら何をする？といわれると
なーんもできなさそうだと考えたことがあります。
で、ファンタジーの場合もそう。
剣士は無理、魔法使いも記憶力とかに問題がありそうなのでムリだろうし、
っていうかド近眼だと中世的世界じゃもう、どうしようもないだろうし。

好きだからなじめる世界ってわけではないですねえ。
SFもFTも非常に厳しい世界だな、といつも感じます。
見るだけがいいのかもしれません。はい。

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