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2004年12月03日
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四、中国企業の信用問題の発生原因

1、中国の信用文化と西洋の信用文化の相違点

晋商が優れた信用を持っていたが、致命的な弱点もあった。その弱点は中国の信用文化と西洋の信用文化の相違点にかかわりがあり、また今日中国企業の信用問題もこれとかかわりがあると思われる。

(1)、中国の信用文化は主に道徳ルールであり、西洋の信用文化は主に商取引ルールである。中国も昔から信用を重視してきたが、しかし、中国人の着眼点は人と人の倫理関係である。西洋人の信用観は人と人の倫理関係より商取引のルールをもっと重要視する。

(2)中国の信用文化は主に宗教と血縁関係に基づく「知合い文化」、西洋の信用文化は主に地縁関係に基づく「見知らぬ人の文化」。自然経済などの影響で、昔中国人の人間関係つくりの範囲が狭かった、この人間関係と血縁関係などにより、いわゆる「知合い社会」が形成された。これに対して、西洋人は昔から流動性などにより、国の政治体制の基礎は血縁関係ではなく、社会契約を大切にし、「見知らぬ人の社会」が形成された。その上、キリスト教の「博愛」思想も社会の信用度を高めるに役立っている。だから、西洋人の信用観はもっと普遍的な意義があると考えられる。

(3)中国の信用文化は基本的に法律制度にならなかったが、西洋の信用文化は早めに法律制度になったのである。「半部論語で天下を治める」のような法律無視の思想を持っていた昔の中国はせいぜい晋商の各票号のルールのようなもので伝統信用を規制したが、西洋は完備な法律制度をつくった。

2、中国企業の信用問題の制度面の原因

(1)財産権制度上の不備により、信用つくりの基礎が固くない。中国の伝統的な計画経済において、財産権制度上の不備が企業効率の低下をもたらしていることは事実であり、またこれも企業の信用問題の根本的な制度的な原因である。国有財産権制度の下、経営者の利益は企業の信用とあまり関係ない。もっと重要なことは、企業の財産は信用の基礎であるが、国有企業は財産権が明らかにしたいないので、国有銀行の信用に依頼している。

(2)経済転換期の管理の不備。計画経済から市場経済への転換期に制度と管理の不備が大きい問題であり、それはいろいろ企業信用問題発生の原因なのだ。

(3)法律の不備。a たくさんの信用問題に関する法律上の根拠がない。b 法律があっても、きちんと実施できない。c 少数の企業と地方政府は法律を無視する。

(4)計画経済時代から残ってきた古い習慣は企業の信用つくりに影響している。政府行為と市場行為の限界が明確にしていない。企業信用は銀行信用、国家信用に依頼すぎる。

(5)社会的信用システムはまだ中国社会に定着していない。企業信用に関するサービスなどまだ普及しない。






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最終更新日  2004年12月03日 01時18分46秒
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