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2005年09月03日
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テーマ: 中国&台湾(3305)
カテゴリ: カテゴリ未分類
4.2 中国市場のニーズに対応した生産体制の強化

高品質の農産物に絞り込んで輸出することが輸出の可能性を大きくする方法であり、そのためには、農業試験場、果樹農家などの官民が一体となって高品質な果実を開発、生産する取り組みが必要である。近年では景気の低迷等により日本国内市場の卸売価格は低水準で推移していることから、永年性作物という特性はあるものの、樹園地の特性を踏まえた園地の再編・整備、機械化体系及び省力化技術の導入等により、低コスト省力的な果実生産体制の整備、特に中国市場のニーズに対応し、日本産地の実情に即した生産体制の強化が重要となっている。

まず、日本の多様な自然・立地条件等を生かし、地域毎に新規作物の導入や特色ある新品種の開発とその権利保護を促進する。近年,特定の作型・品種への偏り等がみられ、時期別需給、労働配分及び危険分散の観点から問題が生じていることから、自然条件、市場条件等に応じて品種構成の適正化を図る。また、多様化する消費者ニーズに対応し、高品質な品種、食べやすい品種、農薬使用量の削減に資する品種等多様な品種の普及を推進する。

つぎに、安全性や品質の向上に配慮した生産方式への転換を促進する。生産性向上のための取組と併せて、地域条件に応じ,土づくりと化学農薬・化学肥料の使用の削減とを通じた持続的な生産方式を導入し、環境に配慮した果樹農業の確立・普及を図る。

第三に、栽培技術の改善。

(1)普通栽培:高品質な果実生産を確実に図る観点から、「果樹農業振興基本方針」における自然的条件に関する基準を踏まえて植栽を行う。また、機械化体系の導入可能な園内作業道等の生産基盤の整備とともに、土壌・土層の改良及び堆肥等有機物の施用を十分に行う。特に、水田からの転換の場合は、耕盤破壊、暗渠排水等の排水管理を徹底するほか、既存園と併せて集団化を図る等、生産性の高い園地が形成されるよう努める。

(2)わい化栽培等低樹高栽培:果樹栽培における省力化、軽作業化等を図るためには、りんごについては、わい性台木の利用を推進するとともに、他の品目についても、仕立て法等の改善により低樹高化を推進する。特に、りんごについては、挿し木繁殖が可能なJM系が育成され、本格的な種苗供給体制が整いつつあることから、その早急な普及推進に努める。

(3)施設栽培:経営規模や労力配分に応じた種類・品種の選定を行い、樹勢の維持に努める。また、自然エネルギー・未利用資源の一層の活用を推進し、省エネルギー化に努める。特に、ハウスみかんについては、加温時期の前進化傾向が見られることから、加温時期の過度の前進化を抑制し、出荷時期のバランスに配慮する。





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最終更新日  2005年09月03日 16時27分06秒
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