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「クスコ」オープン(前編)
1976年1月28日、自分の26歳の誕生日に私はハワイから帰国しました。
サクラメント(カリフォルニア州都)では手に火傷を負い、ハワイでの自動車事故を切欠に帰国を決意しました。
のんびりしたハワイ生活で自分自身の不注意からの事故が続き、
このままハワイに居て良いのか?
又、ペルーに戻ろうか?
それとも日本に帰国しようか?と色々迷った結果の帰国でした。
思い悩む私を決意させたのは、
以前東京の社長に云われた「迷った時には原点に戻れ!」という言葉でした。
私にとっての原点とは、
「何のために日本を離れるのか?」
「ペルー料理を学び、レストランを開くぞ!」と大きな夢を抱いて飛び出したこと。
そうして再度日本へ戻る事を決意しました。
レストランを開く為のマネージメント、資金調達、その他、
調理以外の勉強をするために、
私が大切にしているたった1本のペティナイフだけを残し、
他のナイフはすべて友達に譲りました。
自分のレストランを開く時まではナイフを持たない決心で帰国しました。
大阪で酒店を営んでいる実家で以前から親しくしていたビール会社の課長に
『折角ペルー料理を習って来たのだから、出店すれば良いのに!』とアドバイスを受け、
おまけに場所、資金面なども色々と相談にのってくれると応援の言葉を頂きました。
また、東京のレストランの支配人からは
「別会社で焼肉店をオープンしたいので責任者になって欲しい。」とのオファーもあったのです。
自信を無くして帰国した私にとって、
周りの人達の温かい励ましの心が大きな支えとなり、
ペルー料理店を開くという決意をすることができたのです。
人の出会いとは本当に大切なものだと感じることができた時期でした。
そして、約1ヶ月後の3月4日オープンに向けて
1日が24時間では少なく感じる日々が続くのでした。後編に続く。
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