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2024年01月31日
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カテゴリ: 坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。

 今回はまず、先週水曜日の 大井競馬場 から。
 久しぶりに、この人に会うことが出来ました。



木澤奨騎手  18歳 昨年4月にデビューしたばかりのルーキー

 夏のおわりから秋にかけて、門別に短期移籍で滞在し修行していた彼。
 大井で昨年4月にデビューして、1省しか挙げることが出来ませんでしたが、門別では騎乗機会にも恵まれ、3ヶ月で10勝の活躍。

 ​ 門別で乗り始めたばかりの頃のインタビュー記事はがこちら。

 シーズンラストにまた、短期移籍の成果について話をじっくりと聞こうと思っていたのですが…
 体重調整に失敗して、シーズン最終週にまさかの騎乗停止。

 実はその最終週
 彼には20鞍以上の騎乗予定があり、勝利が期待される馬も何頭もいたんです。
 正直、見ているこちらとしては「消化不良」のシーズン終了、イコール短期移籍終了。本人は私たち以上にモヤモヤした気持ちでシーズンを終えたのではないでしょうか。



 改めて彼に、門別滞在中の成果について尋ねてみました。

「門別で学んだのは『馬乗り』ですね。」

 馬に乗ること。騎手ならば当たり前のことのようでも、様々な性格や性質を持った馬をしっかりと御しながら乗れるかどうか、ということは、騎手にとってのとてもベーシックな、そしてとても重要な素養と言えます。

「馬乗りに関しては、門別で一からやり直した感じです。基礎から教えてもらいました。馬乗りがしっかりしたことにより、レースでも思い切った騎乗が出来るようになったと思います。おかげさまで、騎乗数は門別に行く前より増えています。」



 減量に関しては、訓練生時代から課題になっていたと、門別での出来事のあとに人づてで聞きました。

「減量は頑張って、(負担重量の)軽い馬でも乗っています。今回のように6日間開催だと、その6日間がもの凄く長く感じますね(苦笑)。いまは気をつけるべき時期だと思っているので、大井の開催が終わったあとでも、あまり緩めることなく生活しています。」

 体重のことは、付き合っていくしかない。
 それでもやっていける「何か」を身につけていこうとする、彼の歩み。これからも注目していきたいです。

 まずは、今年初勝利。
 そして今度は、門別であげたのと同じくらいの勝ち鞍を、南関東で。







 続きまして、今週の 名古屋競馬場 から。
 今週から3月いっぱいまでは「ほぼ」ナイター開催です。

 今日1月31日水曜日にお邪魔しました。



 今日は時々雨も降るあいにくの空模様。
 天気のいいときの青空は見えません。

 が……風がなく、気温もそれほど下がらず、競馬を観戦するにはいい陽気。
 手袋しないと、手がかじかむけど。

 今日のメインレースは、 3歳牝馬 のプレステージ競走(準重賞)
梅桜賞(1700m) でした。



 3コーナーの引き込み線からスタートして、最初のゴール板前

 金沢から転入初戦の ハリウッドスマイル が、ゆっくりと先手を主張
 前走のライデンリーダー記念で3着に入っており、人気に推されていました。

 前走1組戦を逃げ切った ハーピークォーレ が2番手
 門別から転入後まずまずの サマリンダ も人気の一角。3番手

 中団外目にこの2走重賞で見せ場のある サンデーロウリュウ (赤服黄帽)
 その後ろに現在連勝中の キタカラキタパンチ (黄服青帽)

 このあと、勝負所で先団が固まり、直線では各馬横に広がる激戦になりました。



 馬場の真ん中から サンデーロウリュウ が抜け出しを図る。
 追いすがるのは、前走不振で人気を落としていた カピタン (橙服赤帽)



サンデーロウリュウ が追撃を振り切って勝利!



カピタン は、大きな見せ場を作りました。

「前走は他馬を怖がって、馬の間に全然入っていかなかったんです。なので今日は一旦下げて外を回る作戦だったのですが……一列前になって、しかも周りに馬が居ても全然平気でしたね。」

今井貴大騎手 は、このようにレースを振り返りました。

「けど、あそこまで行ったら勝ちたかった!」 とも。



キタカラキタパンチ は、最後首の上げ下げで3着。

「(サンデーロウリュウの)細川さんが、良い位置を取っているなと思っていました。こちらは、コーナーで前に進んでいかない感じはありましたが、直線ではスムーズ。最後は脚を使ってくれました。」

塚本征吾騎手 は、こんな風に手応えを話しました。



サンデーロウリュウ 細川智史騎手 の話

「自分の馬がマークされて、みんな控え気味になるかとも思ったのですが、丸野さんの馬が行って他の馬も追いかけて行ったので、自分の馬が良い位置になり『これなら』と思いました。馬の状態面を考え少し早めに動きましたが、よく凌いでくれました。」

 さすが、いま調子がいいだけあって、コメントからはレースの流れが凄くよく見えて、そして掴めていることが窺えました。馬のここまでのあゆみについては……

​「馬が大人になって、レースがわかってきているのだと思います。馬体も増えてきていますしね。成長していると思います。」​



 細川智史騎手は、この日3勝の活躍。
 今季、名古屋で15勝は、現時点でのトップ集団の一角を占めています。

 先週は、高知で全日本新人王争覇戦を優勝。
 流れのいいジョッキーの一人です。

 どうしても、見て話を聞くこちらが「新人王!」とはやし立ててしまうのですが……本人は至って冷静。

「自分は自分なりに、マイペースで行きます。」

……そう話した笑顔が印象的でした。

 恐らく、自分自身がどういうときに力を出せて、どういう心持ちのときに力を発揮出来ないかが、掴めてきているのでしょう。



 こちらも、いま目が離せない存在です。


 明日も、名古屋競馬場に出かけてきます。
 明日2月1日木曜日のメインレースは、地方全国交流の 重賞・梅見月杯 です。





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最終更新日  2024年02月01日 07時55分55秒
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