里の種

里の種

2006/11/18
XML
カテゴリ: 自然
小学生から中学にかけて新聞配達をしていた。交通の便の悪い田舎に住んでいたために、新聞を配達しはじめるのも随分と遅かった。寒くなってきても、大抵、空は既に白み始めていた。
新聞配達をしているとき、何度か雀が死んでいるのを見つけた。それが、決まって電信柱の近くだった。電線に止まっていて感電したのだろうか。記憶にあるその光景は、とても静かで、冷たくて、不思議と厳粛な印象を伴っている。

雀一羽電柱の傍に瞑りたり朝は静かに明くときを待つ

白みゆく光の中で終わりたる生命ひとつと向かい合う朝

雀死んで生命の在り処を捜しいる我もひとつの命なりせば





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/11/18 10:03:38 PM
コメント(0) | コメントを書く
[自然] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: