里の種

里の種

2007/02/17
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カテゴリ: 記憶
昔、田舎の家に古い掛け時計が五,六個あった。壊れる度に買い換えていたのを、捨てずに置いていたのだろう。中学生の頃、それらを全部自分の部屋に飾っていた。思いついては、一つずつネジを巻いては動かしていたが、どれもすぐに止まってしまう。中を見るとほとんどがらんどうで、どれも単純な構造のようだった。それでも直す方法が分からずに、止まったままの時計達を眺めていた。それらはもう家とともに無くなってしまった。僕の記憶の中にあるだけだ。

飯時分壁掛け時計の分針がのそりと動く春先真昼





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最終更新日  2007/02/17 09:28:05 PM
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