里の種

里の種

2009/10/24
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カテゴリ: ひとりごと
秋のこの季節に思い出すのは、中学生くらいのとき、期末や中間試験の前の日の夜、遅くまで勉強していた頃のこと。勉強し終わって眠ろうと床につくと、決まって、遠くから何かを叩くような、パン、パン、という音が聞こえてきた。砧という言葉を知ったのもその頃だった。その音を聞く度に、妄執に囚われた誰かの怨念が音をたてているように聞こえて、気味が悪かった。通りの突き当たりに、鬱蒼と茂った森の中に神社があって、僕の妄想は、闇の中で柏手を叩くひとを想像していた。

新しい靴馴染むまで萩の寺今日散る花は明日は消えゆく





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最終更新日  2009/10/24 07:35:16 PM
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