里の種

里の種

2009/11/28
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右足の踵が鈍く痛み始めて二ヶ月ばかり経つ。日中歩いているときは痛みをあまり感じない。けれど、眠って起きた朝などは、痛みが少し強くなっている。痛み自体は軽いものだけれど、血行が悪くなると痛むのか、冷えても少し痛い。酒の呑み過ぎだろうと、なんとなく思っていて、それでもほったらかしている。身体のどこかに、軽い痛みがあるのは、余計な思いに煩わされているときには、気持ちを逸らすのに丁度好い。一方では、自分の身体をなにか玩具のように少しぞんざいに扱ってきた、軽い罰とも受け止めていて、痛みの扱いに困っているような、自分の身体の存在を改めて意識しては、面白がっているような、また、少しの痛みを感じる踵が身体の感覚の中で大きくなったり、小さくなったりするのを、不思議に思ったり、どうにも変な感じだ。

寒がりな踵を持てば夜具の上に重ねて毛布の小さきを羽織る





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最終更新日  2009/11/28 07:35:41 PM
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