里の種

里の種

2021/10/22
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小鳥が
去って
あとに羽が落ちている

日差しも
弱くなって
眠り猫も
いなくなった

故郷の記憶
幼い頃
夕暮れは
チャイムではなくて
サイレンが鳴っていた

そのサイレンにつられて
遠吠えする犬は
DNAの流れにある
群れの記憶を
懐かしむかのようで

足音が
滑らかに
届くように
鳴いている

時代の風を受けて
時は流れる
足を踏み入れると
地面が躍る

霧の中に
日差しは隠れ
用意された
ものすべて
消え去る





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最終更新日  2021/10/22 07:20:05 PM
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