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生まれて初めて…今日、穿刺をする事となった。治療のためとはいえ人の身体に針を刺す。緊張とためらいで心臓がドキドキする。横では同じようにB子が緊張した面持ちで穿刺をしている。私達はもちろん当の患者さんだって緊張している。でも婦長をはじめ主任、先輩達みんな平然と穿刺してるけど全然緊張していないのかなあ…消毒していよいよ…「じゃあ刺しますね」思わず目を閉じそうなると「そんなんじゃあ患者さんの血管傷付けるでしょう!」横から母、いや主任の声が飛んできた。「は、はい」でもそうじっと見られるとかえってプレッシャーなんだけど…
2004年01月31日
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母の日記より少女の実母から電話があって数日後、新しく少女の母親になった彼女が日勤を終えて家に帰ると家の前を行ったり来たりしている人影があった。彼女にはその影の主が誰であるかすぐにわかった。思った通り彼女が家に入ろうとすると「すみません」と声をかけてきた。「今さら何の用があるの!!」彼女はそう怒鳴りたい気持ちを抑え「どなたでしょうか?」と尋ねた。「わ、わたしは」「もうすぐ娘が帰ってきますから帰っていただけませんか」「でも少しお話が」「帰って下さい!!病気の娘を病気が移るからって突き飛ばして仕事に行くような人と話なんかしたくありません!!」その女性はそれを聞くと「娘には悪い事したと思っています」と言ったが彼女にはとうてい許せる事ではなかった。「娘の心を深く傷つけて何を今さら」それを聞くと女性はようやく諦めたのか帰っていった。以来、その女性には会っていないし会いたくもなかった。その後、少女が帰ってきて母親の様子に「ママ、どうしたの?」と聞いたが「ううん、なんでもないよ」と笑顔で少女を抱き締めた。「ママ、ずっと私の傍にいてくれる?」「うん、大丈夫。ずっと樹里亜の傍にいるよ。安心してていいからね」彼女はその日の出来事を夫や姑、娘には話さず自分だけの胸にしまう事にした。話したらまた娘が傷つくだろう…あの日の出来事、今も彼女の胸の中にしまってある…
2004年01月30日
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ナースも人間。食べたい物は食べる。私が実習を受けているクリニックの近くにケーキのおいしいカフェがある。前に母に連れてきてもらってからすっかりファンになってしまったんだけど今日B子とともにケーキをパクついていると先輩達がどやどやと入ってきた。「おいしそうやなあ」先輩達もケーキをパクつきだした。バイキング制1500円で食べ放題だから好きなケーキを堪能出来る。ああ至福のひととき…食べた食べた。これでもかと言うくらい。しかし夢はすぐに現実に引き戻され百年の恋も終わる時が来る。夕食はこれまた私の好物ステーキだった。しかしさっきのケーキがまだしっかりお腹に残っていてとても食べられない「じゅりあ食欲ないの?」心配する母に正直言うと「ふーんケーキバイキングねえ」ああまた何か言われそうだなあ…
2004年01月29日
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夏生まれの私は冬が大の苦手。母同様かなりの冷え性の私は靴下を重ね履きしてもまだつま先が冷たい。特に今日のような寒い日は冷えがひどくてこたつから出るのさえ嫌になってくろ。やっぱりこんな日はこたつに潜り込んでいるのが一番。テレビのチャンネル、おやつにペットボトルのお茶と準備よし。しかしこんな時に限って母からお呼びがかかる。「じゅりあ」うーんようやく暖まってきたしここは寝たふりしてよう。だがここで諦めないのが母の母たるゆえん。「じゅりあ。じゅりあ」私の名を連呼しながら私の部屋にやってきた母。「あっ、寝てるのか。一緒にケーキ食べようと思ったのに」「えっ!ケーキ?」し、しまったあ…見事に母の作戦に引っ掛かってしまった。「寝たふりなんかママには通用しないよ。それよりちょっとお買い物ついてきてよ。ケーキ食べさせてあげるから」こんな作戦でくる母も母だけどそれに引っ掛かる私も私…
2004年01月28日
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母の日記Reiko’s Diaryより最近の男どもはほんとだらしがない。なぜかって言うと日勤を終え家に帰ると家の前で娘の彼氏が娘に手を合わせ拝むように謝っているでじゃない。しかも娘は腕組みをしてブイブイと怒っている。「じゅりあちゃーん、ごめん」何してんだ。家の前でみっともない。「もうこんな大切な事を忘れるなんて信じられない!」カンカンになって怒っている娘に謝りたおす彼氏。娘が彼氏をお尻に敷いているようでホトホトみっともない。何が原因で喧嘩してるのか知らないけど家の中でやりなさい。家の中で。「さあ何が原因で喧嘩してるの?」訪ねる私に「ほんと私の誕生日を忘れるなんて信じられない!」どうやら彼氏が娘の誕生日を忘れてしまったのが原因らしい。なんだ。そんな事か。そんな事であんな大騒動…しかし待てよ。この光景なんか覚えがあるぞ。そうだ。以前、夫が私の誕生日を忘れ飲みに行ってカンカンに怒っている私に目の前にいる娘の彼氏のようにペコペコ謝ったんだっけ。「ごめん、ついうっかり」「ついうっかり?あんたにとって私はその程度か!」「い、いやあ」言えば言うほど泥沼に陥る夫はすっかり酔いも覚め、ただただ顔を青くするばかり。そしてあの日と同じ事が目の前で起きている。うーん血は争えん…
2004年01月27日
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最近はナースもけっこう髪を染めている人が多い。ただし爪を伸ばすのはもちろんネイルアートなどはもってのほか。お化粧も出来るだけ控えめ。香水プンプンなんてとんでもない。がしかし!「お化粧!」いきなりチェックを入れられてしまった。えっ?なに?お化粧は控えめにしてきたつもりだ。香水だってつけていないし。「すっぴんすぎる!」し、しつれいなっ!私は化粧を濃くしないと見られないというのか!!ほんと失礼なやっちゃ。ちくしょう!今度お水ばりにメイクしてきてやる…
2004年01月26日
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やれやれ今日も1日終了。それにしても婦長を始めとする先輩達、ほんとにさっそうとしていてかっこいいなあ。私も早くあんな風になれたらなあ…いったい何年先の事になるだろう。5年?10年?どちらにしてもまだまだだ。今朝、出勤してみると真新しいデスクが…私とB子のもの。ちょっとした事だけどとても嬉しかった。ちょっとだけナースとして認められたのかなあ…
2004年01月25日
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あいつったら日曜の朝、いきなり電話してきて遊びに行こうって…電話してくる方も方だけどそのままついて行った私も私。といっても彼、これっていう目的はなくあっちこっちブラブラとブラつくだけ。たまにはさ。私もUSJとか連れていってよ。前に母といっしょに行ったけど彼と行くってそれはそれでまた嬉しいんだから。でもこの彼、絶叫アトラクションというのは大の苦手らしい。以前、ジェットコースターいっしょに乗って隣で「ぎゃあーーー、うわあ」とかとてつもない悲鳴をあげててこっちの方が恥ずかしい。普通、私が悲鳴をあげてあんたが私をかかえて降りてくるんだろうが。お化け屋敷入ったら私にしがみつくし。だけどしがみつくついでにお尻にさわるのはやめてよ。しがみつくのはいいって言ったけどお尻に触っていいとは言わなかったよ。それに出てからも何で触ってるの?えっなになに触りたい?バカヤロー!!
2004年01月24日
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母の日記Reiko’s Diaryより「ママ…」夕食の後片付けをしていると後ろから急に夫が呼び掛けてくるじゃない。普段は「おい」とか「おい、れいこ」と呼ぶ夫が急に「ママ」は気持ち悪い。それに思いきっり怪しい。案の定、自室に呼ばれついて行くと急に手を合わせ「頼む!給料日まで1万円貸してくれ!」人にお金を借りる前にわけを言え。わけを。しかし夫、何故か口ごもって言いたがらない。ますます怪しい。「言いたくないならいいよ。わけも言わないのにお金貸さないよ」すると夫、渋々だけど語りはじめた。だがそのわけを聞いて思わずキレそうになってしまった。昨夜、仕事帰りほんのちょっとのつもりでパチンコをしてあれよあれよと言う間にすっかりスッてしまったと言うではないか。おバカ!あんたはアホか!そんなんで大切なお金貸せるか!すると夫、逆ギレして「俺が稼いだ金だ!」と今どき流行らないセリフを言い開き直るじゃない。「私が稼いだお金じゃ!」しかし待てよ。このままお姑さんのところにでも行って私がお金を貸さないから貸してくれなんて言われても気が悪い。仕方がない…夫は私からお金を受け取るとホクホクして出ていった。すると今度は娘が「ママア」と甘えながら私の腰に手を巻き付けてきたではないか。「おいおい、あんたもか」いったい揃いも揃って何やってんだか…
2004年01月23日
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母の日記Reiko’s Diaryより午前中、娘を連れ初詣に行く。明日から娘の実習が始まるのでその間、何事もなく済むようよーくお願いをした。ふと横を見ると娘も何やらブツブツとお願い事をしているではないか。いったい何をお願いしてるのだろう…どうも気になっていかん。帰り道、立ち寄ったカフェで「さっき何を熱心にお願い事してたの?」しかし娘、「それは内緒」と言って教えてはくれない。親に隠し事とは何事!まあ娘のお願い事を無理矢理聞き出すのも不粋というもの。ここはあえて黙っていよう明日から卒業までの数カ月の間、娘は私の元で働く事となる。当たり前だけど職場だから親子関係などない。ビシバシと泣こうがわめこうが私はしごく。Aちゃんや鈴ちゃん、あっちゃんにも頼んだし。さあ覚悟してきなさい。ナースの仕事がいかに激務か身体に教えてあげるから…
2004年01月22日
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母の日記Reiko’s Diaryより今日は成人式…娘は数年前に私ももうどのくらい前か忘れたけど式に参加した。それにしても私が参加した時に比べ今は色んな意味で華やかだ。ただ新成人達が暴れたり騒いだりするのは感心出来ないけど。ディズニーランドで行ったりこちらではUSJで行ったりと自治体もいろいろ工夫している。たしかに成人式での話って退屈なもんだ。けど決して騒いだり暴れたりしていいってわけじゃない。ちょうど娘が成人式を迎えた時の事、私も娘の晴れ姿を見ようと晴れ着を着た娘に付き添い成人式に行った。こんなんするの私だけだろう…そう思ったらこれが間違い。付き添ってきている親の多い事多い事。しかも両親揃って来ているではないか。そう言いながらも付き添ってきている私も人の事言えないなあ。それも休みとってまで…そのうえ娘より先に来賓の話の長さに辟易としてしまった。「新成人の皆さん、おめでとうございます。どうたらこうたら…」延々と続く来賓の挨拶。「たくっいつまで話してんねん」親の私の方が先に退屈になってしまった。足を組み換えてみたり落ち着きがないったらありゃしない。そこへいくと我が娘、さすがに落ちついている。感心。感心…しかしなにか変だ。よく見ると寝ていた。思いきりいびきかいて。幸いそのいびき、周囲の話声や雑音でかき消されていたけど…
2004年01月21日
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私と母、家を出る時は一緒に出るけど帰りはたいがい別々になる。私はまだ実習という事ですぐに帰るけど母は主任なので引き継ぎなどでどうしても少し遅れてしまう。ところが昨日は珍しく一緒に帰る事が出来た。しかし帰りのエレベーターの中、母は私に背を向けたまま黙っている。とても話しかけれる雰囲気じゃない。そのうち「じゅりあはいつになったら学生気分捨てるの?」ムっとして「学生気分なんかもってないよ!」と言い返すと「学生気分が残ってるからマゴマゴしたり慌てたり大切な事忘れるんじゃない。情けない!」悔しいけどそのとおりだ。「患者さんにもしもの事があったらじゅりあどうするつもりだったの?」何も答えられなかった。「すみませんでした」ただこれだけしか答える事しか出来ない…「ママに謝らないで今度、患者さんに謝りなさい」
2004年01月20日
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お昼休みを終え透析室に戻ると「看護婦さーん、血圧測ってえ」患者さんの呼ぶ声…私とB子が血圧を測ってカルテを見ると低い。明らかに血圧が下がっているしかし見ると気がついたのは私とB子だけ先輩達は午後の透析の準備をしたりカルテの用意をしたりしていて気がついていない。そのうちに「あっ、足つりそう!」私もB子もすっかりあわてていた。そのうち警報アラームが鳴りだし先輩が走ってやってきた。手際よく処置しながら「なんでナースコール押さないねん?実習で処置出来ないならナースコール押さないとアカンのちゃう?」そうナースコール…「あかんやん。そんな事、気がつかんかったら」言葉は穏やかだったけどあきらかに先輩の言葉は厳しかった。私達の対応のまずさを非難するように…
2004年01月18日
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さぶ~っ!今朝、実習に行こうと家を出た時の感想。またこんな日に限って母が早出で一緒に出かけるため容赦なく叩き起こされる。私だけあとから出かけるなんてもってのほかとばかりに。しかも私の実習が始まってからいつもより早く出かけるようになった。「ママは寒くないん?」「うん、ぜーんぜん」そりゃ寒くないよ。それだけ着てブーツにカイロまで入れてたら。でも途中で私の手を握って自分のコートのポッケに入れて温めてくれる。母とおしゃべりしながら歩いていると寒さも気にならなくなってくる。それにしても今朝は特に寒いなあ。そう思ったら雪が舞ってきたじゃない。帰る頃は雪が積ってるかなあ…
2004年01月17日
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やれやれ、やっとレポート書き終わったあ…ってまだまだ続くんだなあ。これが。実習初日、ナースステーションで「今日からお世話になります。よろしくお願いします」と自己紹介を兼ねて挨拶を…しかし飛んできたのは「聞こえないよ」という声。飛ばしたのは我が母いや主任。この人、ほんとにツッコミを入れないと気が済まないらしいけっきょくこれが私の実習第一日目の始まり。その後は何とか何事もなく無事に済んだけど。こうして実習第一週目終了…さあ来週も頑張るぞ。まだまだ始まったばかりだ。「悔しかったら早く一人前になってママより上になりなさい」なってやる。絶対に看護師になるんだ。母のような患者さん思いの看護師に…
2004年01月16日
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母の日記Reiko’s Diaryより今日は火曜日で患者さんが多いというのにナースの人数が少ない。三人いる主任も二人休んで私一人しかいない。当然リーダーも私という事に…それにしても今の患者さんは本当に恵まれている。医療費は公費負担だから心配しなくていい。前に日記にも書いたけど二十数年前は自己負担で五十万円近い費用をそうそう払える人もなく透析を受けたくても受けれない人多かった。戦争を知らない世代が増えていくように二十数年前の透析の事を知らない世代も増えて公費負担が当たり前のようになってきている。それはそれでいいと思う。治療を受ける権利は誰にでもあるのだから…しかし国は明らかに医療費を削る方向に向かっている。サラリーマンの三割負担など明らかに締め付ける方向に向かっている。透析にかかる医療費も包括化で四時間までの費用しか支払われなくなった。困った事に患者さんの中にはそれをいい方向に向かっていると勘違いしている人もいる本当にそれでいいのか、安心していていいのかと言いたくなる。長時間透析が長い目で見て身体によい事はわかっている。当然、国もそれは知っている。しかし、四時間までの費用しか支払わないという事がはたしていい方向に向かっていると言えるのかなと思う。腎不全で透析を受けている患者さん意外にもまだまだ難病と闘っている患者さんもいるそのなかには今だ公費負担を受けられない人もいる。当然、不公平感も出てくると思うそうなった時、はたして本当にいい方向に向かっていると言い切れるだろうか。ある患者さんに聞いた話だけど医療費の抑制をやめてほしいという署名をもって陳情に行くとお役人の中には「枯れ木にやる水はない」と言い切る人もいると言う。つまり「役にたたない人に支払う医療費はない」と言う事だそれが自分に向けられた言葉だとしたら安心していられるだろうか。本当に不安になるただただ現在の透析が二十数年前に戻らない事を祈るばかりである。ここに通う患者さんが安心して透析を受けられる。そんな日がいつまでも続いてほしいそう思いながら今日もバタバタと走り回った…---------------------------------------今日から七月。コンチキチンの音も響きはじめた。もうすぐ祇園祭。いよいよ本格的な京都の夏がやってきた。山鉾巡行と梅雨明け、どっちが早いかなあ…
2004年01月15日
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看護師ってほんとにやる事が多い。シーツ交換などのベッドメイキングにカルテと看護記録を配ったりと次々とやるべき事が出てくる。でもみんなテキパキとこなしてかっこいい…私も早くああなりたいと思っているけど初日いきなり母にナースステーションに呼ばれて怒られちゃったし。しかも家に帰ってから文句言ってやろうと思ったら逆に「悔しいと思ったら早く一人前になってママを越えてごらん」と返り打ちにされる始末。悔しかったけどやはり母の言うように母にはずっと現場で働いてきたという経験があるし自負もある。それに比べ私は実習が始まりまだまだ足元がにも及ばない。ちきしょーーー!!今に見てろ…
2004年01月14日
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驚いた。ほんとに腰が抜けるかと思うほど驚いた。だってお昼休み、お弁当食べようと休憩室に行こうと透析室出たら居るんだもん。彼が…「うわっ!あんた、こんなとこで何してんの!」「じゅりあの白衣姿見たかった」あ、あほか。こ、こんなとこ母に見られたらどうすんだ。しかも手に何か持ってるじゃない。「1枚写真撮らせて」ってポーズとる私も私だけど。そして彼は後から前から横からと私の白衣姿をしっかりと目に焼きつけると満足そうに帰っていった。はあやれやれ…その時、私の背中に射すような視線が…
2004年01月13日
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「おはようございまーす」そう挨拶しながらナースステーションに入る。目の前に居るのは婦長と母を含む三人の主任。言うまでもなく看護師達の大ボス。やはり貫禄がある。しかしB子ったらもうすっかり馴染んでいる。平たく言えば色に染まっている。なのにまだ私は…母に一言言ってやろうとしたら逆にやりこめられてしまったし。やはり手強い。何事もちょっとやそっとじゃあ勝てない。やはりこれも人生経験、ナース歴の違い。私ってまだまだなんだなあ…
2004年01月12日
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けっきょく家に帰っても母は厳しい顔をしたまま。私のあまりの情けなさに気落ちしたのか、これじゃあとうてい看護師なんて無理と思ったのか。父も祖母も母の顔を見て初日の私の様子がわかったのか何も聞かない。そんなん私が一番ショックだったのに…しかしこのままではやっぱり悔しい。悔しすぎる。そしていよいよ婦長の指導で実習を受ける。婦長…この透析室で院長の次に偉い人。ナースのヘッド。もちろんナンバーワン。そして母達主任がナンバーツー。そして先輩ナース達。ここはナースステーション…
2004年01月11日
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初めて見た母のあんな厳しい顔。親友のB子とともに母の勤務するクリニックで実習が始まった。真新しい白衣に着替えナースキャップをつけると身も心も引き締まったはずだった。しかし初日そうそうからコケてしまう。朝の戦争状態の穿刺に私はすっかり浮いてしまいただただマゴマゴするだけ。親友のB子はテキパキと指導係の先輩ナースについて血圧測ったり、看護日誌をとったりしている。「手空いてたら血圧測ってくれる?」「は、はい」チラっと見えた母の顔は明らかに厳しい顔をしている。そして先輩ナースの「じゅりあさん、れいこ主任がちょっと来なさいって」の一言…恐る恐るナースステーションに行くと自分のデスクで厳しい顔をして腕組みしている母の姿が…そして厳しい叱責。ここでは母じゃなくて上司だった…
2004年01月10日
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母の日記Reiko’s Diaryより透析を受けておられる患者さんからあるお話を聞かせていただいた。それはもうかなり前に新聞にも載ったという。今、透析にかかる医療費は公費で賄われているが20数年前は自己負担だったそうだ。機械も現在と違いかなり台数も少なく実施している病院も少なく費用も一ヶ月三十万円~五十万円くらいかかったという当然、そうそう払えるお金じゃない。家財を売ったり土地を売ったりして費用をつくり売る物がなければ諦める他なかった。ある病院で一人の少年が透析を受けていた。当時はまだ機械や機材が今のように高性能でなく費用もかかる事から1台で1人しか受ける事が出来なかった。そんなある日、いつも透析室に来る時間になっても少年は現れなかった。心配した医師と看護師はすぐに少年の自宅に電話をし驚いた母親はすぐに警察に捜索願いを出した。医師から説明を受けた警察は事態を重く見てすぐに捜索を開始した。幸い少年は数時間後、遠く離れた駅のホームで一人ポツンといるところを無事に保護された。訳を聞かれた少年は「僕が生きているとお父さんとお母さんが苦労する。それに順番を待っている妊婦さんに透析を受けさせてあげたかった」と言ったという。彼の他に待機患者として若い妊婦の方が透析を受けれる日を待っていたからだ。現在では考えられないような話…若い娘さんがいた。歳は私の娘と同じくらい…もともと腎臓が悪かった娘さんはボーイフレンドと初詣に行き、その日かなり寒かったせいか運悪く風邪をひいてしまい腎臓を悪化させてしまった。腎不全となり透析が必要となった娘さんに医師は透析を受けるようにと告げた。しかし、数日後意外な返事が返ってきた。「透析は受けません。妹は別の病院に転院させます。長い間お世話になりました」娘さんとお姉さん達は早くにお父さんを亡くしお母さんの女の腕一つで育てられた。お姉さん達はすでに結婚していたがご主人達はサラリーマンでそうそう払えるような金額ではなかった。結局、諦めざるを得なかった…「お世話になりました」深々と頭を下げ、肩を落として帰る娘さん達の後ろ姿を当時若かった医師は今も瞼に焼き付いて忘れないと言う。三ヶ月後、転院先の病院で娘さんが亡くなったとの知らせが医師のもとに届いた。どちらも信じられないような話だけれどほんの20数年前の日本での話だ。そんな時代には戻らないで欲しい。そう切に願う…
2004年01月09日
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母の日記Reiko’s Diaryより日記にも書いているが現在、私は透析専門のクリニックで看護婦をしている。透析は血液透析と腹膜透析があり日本では血液透析が圧倒的に多い。さらにわけると1…血液透析2…腹膜透析(CAPD)3…家庭透析(これは血液透析を自宅で行う)となる。詳しく話すと長くなるので割愛するが日本は1が圧倒的に多い。次に2、3となる。1は病院で医師や看護婦の管理のもと行われるが2は自分1人で行い、3は介助者が必要となる。さらに3はもう少し複雑な事情で日本ではかなり人数が少なくなり病院も限られてくる。ただ通じて言えるのは対症療法であり根治治療ではないと言う事。1と3は週3回4-5時間受け、2は1日数回生理食塩水の入ったバッグを交換する。いずれにしても大変な苦労だと思うが患者さん達は皆明るい生活があり家族もいるからくよくよなんかしていられないと言うのもあるだろうがとにかく皆明るい。特に夜間透析を受けている患者さんは働いている人が多いから元気な人が多い。元気に「こんにちは」と透析室に入ってくる。そして一段落すると少し眠ったりお弁当を食べたりする。患者さんを見ていると逆にこっちが元気をもらう事がある。透析室に来たばかりでまごまごしていた頃、容赦ないマシンガントークを飛ばすA主任(現婦長)に「新人さんなんだからもう少し手加減してやったら」と助け舟を出してもらった事もある。心から「ありがとうございます」と言ってお辞儀をしたい。話は逸れるが本当にこのA主任、シゴキに喜びを感じているのではないかと思う事がある。長く綺麗な脚を組んで「ダメダメ、ここはビシッと」と鼻の穴を大きく膨らませて言う時など特にそう感じずにはいられない。しかし、患者さんを思う気持ちは人一倍強い。透析室にはいろいろなタイプのナースがいる。ただ患者さんを思う気持ちは皆同じだ…
2004年01月08日
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やれやれお正月休みも今日でおしまい。えっ、ということは明日から実習じゃん…そうだ。実習だ。いよいよ始まったのだ。先ほど母から「ちょうどお母さん、明日は早出だからいっしょに行こう」と言われてしまった。「早出!」「そうだよ。一番最初が肝心だからね。B子ちゃんにもちゃんと伝えておきなさい」でもあそこの看護師ってほんとに個性の強い人ばかり。特に個性の強い人達がまた母の友人というのも何かイタいなあ。私、うまくやっていけるかなあ…「みんな手ぐすねひいて待っててくれるよ」ドキっ!思わず冷や汗が出てきた…
2004年01月07日
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いつもの準夜よりも早く帰ってきた母。お正月、みんながお休みでもこうして患者さんの為に看護師として働いている看護師ばかりじゃない。いろんな職業の人がお正月や祭日関係なく働いているだからこの社会が成り立っているんだ。母の勤務するクリニックの透析室に親友のB子とともに実習にいく。「学生気分は捨てなさい」母の言葉…何かすごく重く感じる。看護師という職に誇りをもっている母にとっていいかげんな気持ちや憧れだけじゃ出来ないというメッセージ。すごく重くて大切な母の言葉…
2004年01月06日
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母の日記Reiko’s Diaryよりどんな職業にも教室で習う事と現場で覚える事がある。特に看護師という職業、現場で覚える事の方が多い。私も看護学校を卒業するとすぐ配属先で先輩について仕事を覚えたそれは時には厳しく、時には優しく。でもほとんどの先輩は大変厳しかったなあ。注射一つするにもちょっとでもモタモタしようものなら「もっとキビキビしなさい!それにそんなやり方だと患者さんが痛いでしょう」と注意が飛んできたもんだ。来週からいよいよ娘とその友人が実習にやってくる。二人とも今どきの若い子達だ。私が受けてきたようなやり方が通用するか、かなり不安なところがある。そして共通してるのは娘も友人も一人っ子と言う事。大切に育てられてきただけに「いやーーーん、そんなんできなーい」そんな言葉も聞こえてきそう。いやはやどうやって接していこうか…
2004年01月05日
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遅蒔きながら…昨年は日記を読んで下さいましてありがとうございます。本年も引き続き日記を書いていきますのでよろしくお願いします。そこで本年の誓い…・母と喧嘩せずもっと母親孝行します。・今年は就職なので社会人らしい立ち振るまいをします。・もっと彼氏に優しくします。と三点あげてみたけど守れるかなあ。いや今年守らねば…
2004年01月04日
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家の父親ってほんとに何もせんやっちゃなあ…私が忙しく掃除してるんやから少しは手伝いせえよ。何で彼が大掃除手伝ってくれてんのに気にならんか?ってちょっと待って!「どうしてあんたが私の家の大掃除してんの?」すると「いやあ」と照れ笑いなんかしてる。それにさっきから何で私の部屋ばかり入ろうとしてるの?ま、まさか匂い嗅いだりパンティーの1枚も持って帰ろうと思ってるんじゃないでしょうね。「い、いやあそんなあ」あのね。あんた思いきり怪しいよ。しかしコイツ全然、気にしてない。ダメだ。でもまあいいか。大掃除ずいぶんはかどった事だし…
2004年01月03日
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明けましておめでとうございます。昨年は日記を読んで下さいましてありがとうございます。本年も引き続き日記を書いていきますのでよろしくお願いします。そこで本年の誓い…・母と喧嘩せずもっと母親孝行します。・今年は就職なので社会人らしい立ち振るまいをします。・もっと彼氏に優しくします。と三点あげてみたけど守れるかなあ。いや今年守らねば…
2004年01月02日
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みなさん、新年明けましておめでとうございます。旧年中は母と私の拙い日記を読んで下さりありがとうございました。これもひとえに読んで下さる方々のおかげだと感じています本年も頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。ではみなさん、よいお正月を…
2004年01月01日
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