Qingxiangの日々的話話

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Qingxiang

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2005年08月19日
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ドラマ版パート1のメインロールの1人だった田中昌俊(瑛太)が主役として登場。

パート1終了後、志望校の東大医学部にストレートで合格すると思いきや、あえなく不合格となり、東大農学部になんとか入学。
そんな彼にとって、唯野高校での学園祭シンクロ公演は、ホロ苦い思い出となっていたのであります。
物理学の試験に寝坊し、留年の危機にさらされた田中は、単位取得のために南の離れ小島で畜産実習をしてひと夏を過ごすことに......。
そこから本編が本格的に始まっていくわけですが、“受験に失敗して、周り道を余儀なくされた田中”だからこそ生まれるドラマが展開されていきましたね。
進藤勘九郎役の山田孝之クンや立松憲男(タテノリ)役の森山未来クンに出演してほしかった人がWBファンには相当居るんじゃないかと思うのですが、「その後」を描いたらいちばん面白くドラマになりそうなのは、やはり田中だと思うのですよね。そういう意味では、勘九郎でもなくタテノリでもなく、石塚でもなく高原でもなく、今回のお話の主人公は田中で正解だったと思います。
ほら、ドラマ版パート2に出ていたセリフ「失敗した人間は、そうでない人間よりもずっと多くのことを学ぶ」ですよまさに。
エリート街道を驀進してきた(?)からこそ、受験の失敗、人生の選択に対しての葛藤が、いっそう糧になるんですよね。
『ウォーターボーイズ』は、メインロールがいちおう決まっていて、その彼らを軸にストーリーが展開していくためにその彼らだけが「主役」と捉えられがちですが、その実これは「群像劇」であり、関わっているすべての人にドラマがあることを感じさせてくれる作品です。
本作『ウォーターボーイズ2005夏』は、それを踏襲しながらも、「田中の成長物語」をそこに重ね合わせていたお話のような気がします。

作りとしては、「ありがち」なお話なのです。
でも、だからこそ心の琴線に触れる部分もある。
「あきらめないことの大切さ」
「頑張って何かをやりとげることで得る達成感」
「一生懸命な気持ちが人の心を動かす」
そんなことを改めて気づかせてくれる作品ではないでしょうか。

そんなありがちなお話である『ウォーターボーイズ』ですが、本作では、脚本や演出にドラマ前2作とは違う部分があったので、かえってそれが良い効果を生んでいたようですね。
「問題発生→解決」を繰り返し、ドタバタ劇画チックにストーリーが展開していきがちだった前2作に比べて、流れる空気の余韻、やさしい目線で描きこまれる感情描写など......ドラマ版パート2に時折見え隠れしたそんな演出の片鱗が、うまく前面ににじみ出ていた気がします。


ところで。
やっぱりウルウルきちゃいましたよ、早くも前半戦で(笑)。
この日の放送の終わりの方で、島を去ろうとする田中に「何だかわかんないけどよぉ、あきらめたくねぇんだよ!!!」と叫ぶ謙作のセリフで。

そう。

どんなに自分をごまかそうとしても、あきらめて次を目指そうとしてもできない、それほどまでにあきらめたくないと思うものは、きっとその人がやり遂げなければならないものなのかもしれません。

それをあきらめたら死ぬほどつらく苦しくなってしまうもの、
それをやり遂げないと次の自分に進めないもの、
それはきっとその人が人生で「やるべき」ことなのかもしれません。





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最終更新日  2005年08月21日 20時09分52秒
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