Smile&Thanks
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まさかまさかですが。予定日よりうんと早く、17日も早く、次男坊が産まれちゃいました。夜、なかなか布団の中で寝付けず、夜中2時くらいから便通もあってトイレへ。 その後からお腹がしくしく痛むので、 ち「カマグ(便秘薬)飲んだからかなぁ」 とたびたびトイレへ。 便通はあって、でも、出るたびにお腹の痛みも増す感じ。 ち「また前駆陣痛かな。」 と1時間ほど様子を見ることにした3時半。 15分おきだったり5分くらいだったりと不規則な痛みを繰り返し、1時間経っても痛みは治まるどころか強まるばかり。 ち「うーん。おしるしとかなかったし、先生はまだまだって言っていたし」 と更に様子を見ること1時間。 とうとう、立てないほどに痛みが強まり、間隔は5~15分。 こりゃー陣痛でもそうでなくてもちょっと病院に行ってみるべきか、と判断し、ずいけんを起こした5時半。 その頃には、もう痛み出したら腰を押してもらうという、前回の分娩の中盤に近い状態でした。 ず「まじで!えらい急だね。ほんまに生まれるん?」 出発までも何度か横になって腰を押してもらって、痛みが引かないと立ち上がれない状態で、頭もぼさぼさ、何とか服だけ着替えて。 とりあえず、義母に連絡、寝ているソウを見てもらって出発。 6時半 病院到着。 陣痛室(和室)に入り、診察してもらうと、なんと、子宮口全開、頭が出始めているとのことで 助産師「このままお産に入りましょうね。いいタイミングで入院ですよ。」 といわれました。 すぐに横になり、ガウンに着替え、深呼吸と腰の圧迫で痛みを逃す。 7時半 腰の痛みが段々下に下りてくるのが分かる。 モニターの位置も下がっていく。 前回のことを思うと、すごく冷静に、痛みと向き合って、逃して、やり過ごせた気がする。 助「上手よ。しっかり吐いて、しっかり吸っているから、赤ちゃんにも十分酸素がいっているし、産道も柔らかくなってるよ。」 と励まされながら。 助産師さんが、ずっとそばについていてくれた。 ち「痛いぃ」 というと 助「ふー、吐いてぇ」 と呼吸を促してくれた。 前回は促進剤が入るまでいきむタイミングも陣痛も良く分からなかったけど、今回はそれを感じることが出来た。 助「いいね、そろそろいきみたくなったらいきんでいいよ。」 といわれ、軽く ち「ん~」 といきむとぐっと下がるのがわかり、やめると戻るのも分かった。 そこでようやくドクターが来て、診察と称したぐりぐり。 ち「わぁぁ、いったぁぁい!いたいですぅぅ。ふぅぅぅぅぅ~。」 その後、破水した感じがあって、温かい水がちょろちょろ~っと出ているみたいだった。ち「破水ですか?」助「うん。でももう破水してもいいよ。膜を被って出てきてもよかったけど、これでまた進みやすくなったはずだよ。」8時20分 そこからが、いきみ勝負。 和室だったので、つかまりどころがなく、どうしようか。(天井から綱が下がっていたけれど、それをつかまる姿勢はちょっと辛かった) 仰向けで、自分の腿を引き寄せ、ぐっと引っ張った。 あごが引けて、いきむのも分娩台より楽だった。 ひざからの下の両足を看護士さんが抱えてサポートしてくれた。 1回の陣痛で3回踏ん張るのが限界。 助「じょうずだからね。ゆっくり行こう。大丈夫。もうそこまで来てる。」 ち「う~~~ん!う~~~~~ん!で、て、こぉぉぉぉぉい!」 4回目の陣痛で、頭が出て。 助「はい!いきむのやめて、はっはっはっはって息をしよう。」 ち「え?はっはっは、って、もう出たんですか?」 助「うん。もう出たよ。力抜いてね。」 なにやらこちょこちょした感じがしてそこからはするんと出ました。 赤「ふん、ふん、ふんぎゃぁぁぁ!」 8時50分。 助「元気な男の子だよ!さぁ、胸に乗せるからね。」 胎脂の付いた赤ちゃんが胸に乗った。 ふがふが言いながら、うつ伏せで胸の上でまぁるくなる。 ち「おはよう、お疲れ様。待ってたよ。がんばったね、えらかったね」 と声をかけました。 顔はよく見えなかったけど、憧れのカンガルーケアをさせてもらって、感激でした。 へその緒も、切らせてもらって、すごく貴重な体験をしました。 その間に、処置。 会陰切開はせずに済んだ。ちょっとだけ最後に1mmほど裂けたとのことで、縫合。 赤ちゃんは、胎脂をさっと洗ってもらい、体重と身長の測定。 ドクターの聴診。「いいね。元気な子だ。」 処置が終わったところで、待合に居たずいけんを呼んでもらった。 ず「え?もう生まれたんですか?」 がずいけんの第一声だったそう。 入院して2時間ちょっとのスピード出産。 前回のことを思い、半分としても午後かな?位に思っていたらしく、きょとんとしながら、赤ちゃんを受け取り、和室に入ってきた。 ず「早かったねぇ」 ち「早かったろう?自分でもびっくりよ」 とまずはその超安産ッぷりびっくりした親でした。 それからは、ずいけんに介助されながら、朝食。 ず「創太の生まれてすぐにそっくりだね。ちっちゃいねぇ、かるいねぇ。」 点滴が終わって、個室に戻る予定が、思いのほか出血が多かったみたいで、後陣痛も強めだったので、点滴を2本追加。 産後7時間分娩室で要観察でした。 出産より点滴時間のほうが長かったくらい。 でも、出血が多かった分、貧血気味だったみたいなので、しっかり補給してもらって、何とか復活しました。 その間に、義母とソウがきました。 ソウは、目の前のちっちゃい赤ちゃんに興味を示しつつ、ちょっと戸惑ったようでした。 お腹が大きくなって抱っこの回数が減っていた分、 ち「生まれたら、まずソウをいっぱい抱っこしてあげるね」 と言っていたので、赤ちゃんはずいけんに、私はソウを抱っこしました。 とはいえ、上半身しか起きれなかったので、ひざに乗せて。 時間をかけて、家族なんだよ、兄弟なんだよと伝えていこう。 ムリヤリおにいちゃんにするのはやめよう。 次男坊はここでは「エイ」と呼ぶことにします。 4時半 個室に運ばれると、ずいけん、義両親、ソウ、そして生まれたばかりの「エイ」が待っていました。 エイは、始めの数時間は目を開けてきょろきょろしていましたが、その後ぐっと寝てしまい、ずっと起きていないとのこと。 助産師さんは「そんな感じなんですよ。生まれてすぐはお母さんもあかちゃんも疲れているからね。授乳は起きたときでいいよ。」とのこと。 夜はさすがにお腹すいたのか、泣いて起きたエイ。ソウから間がない分、母乳は出るけど、エイのほうがまだ吸い付き方が分からないみたいで。ゆっくり練習中です。
2011.07.17
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