『小学校でずっと学級委員長を置いてこなかった鳥取県。
「リーダーを選ぶのではなく平等を重視すべきだ」との考えが教員にあり、徒競走でも
順位を決めないほどだったが、この春、鳥取市の1校で約20年ぶりに学級委員長が生ま
れることになった。「横並びでは子どもの主体性が無くなる」という鳥取市教委は、各校
に「委員長復活」を推奨している。学級委員長を置かない学校は全国的にも少なくないが、
今回の動きはどんな影響を与えるか――。
鳥取県内の19市町村の教育委員会によると、いずれの自治体も全校調査はしていない
ものの、クラスを代表する学級委員長はいないという。その代わり、図書委員、保健委員
といった係と同格で、学級会などでクラスの意見をまとめる「運営委員」を置いている学
校が多い。
鳥取市教委学校教育課によると、同市内の小学校で学級委員長が姿を消したのは20年
ほど前。当時、「他の児童を差別することにつながる」という意識が全市に広がったよう
だという。
鳥取県では、広い範囲で教員が集まって指導方法を検討する「研究会」が盛んに開かれ
ている。その中で学級委員長を置かない取り組みが「先進事例」として紹介され、広がっ
た可能性があるという。
県内の学校現場の「平等主義」は他にも例があった。運動会の徒競走で、児童の能力に
あわせてコース内に「近道」を作ってゴール付近で接戦になるように調整する。学芸会で、
一つの劇の主役を複数の児童が途中で交代して演じる――。「うまくできない児童の気持
ちを最優先に考えるような時期があった」(同市教委)という。
同市教委は昨年度、児童・生徒と保護者に「学級集団と人権教育」をテーマにした調査
を実施。その結果、鳥取大学の一盛真(いちもりまこと)准教授(人権教育)は「身近な
人間関係に立ち向かえず、仲間と問題を解決する経験が欠如している」と結論づけた。』
元は以下です。
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200902080102.html
いやはや・・鳥取・・てそんなところなんだぁ・・。差別と区別・・平等の意味をはき
違えていないか?私のように徒競走だけがヒーローになれた生徒はどうすりゃいいんでし
ょうねぇ・・?個性・個人を否定してるんじゃないかなぁ。鳥取じゃなくて良かった。そ
れに学校を出れば、すぐさま競争社会に放り出されるのに・・何を考えているんだか・・。
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