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2006.04.04
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カテゴリ: 絶頂
別にあたしの意思が石のようにかたいわけではない。
もし、石のような硬さだったら
あたしはおととしの夏ごろにリストカットをやめている。

なんだって注意されればやめてきた。

叱られるのは嫌いだから。
正しいことを、さも当たり前のように
喚き散らされるのは、あたしを理解してくれていない証拠。
正しくても、あたしには、理解できないことのほうが多い。
だから、叱られる。だから嫌い。
努力はしても、やりきれない時だってある。

だから、できるだけ注意されたときにやめていた。

だけど、今回ばっかりはもう無理。

もう、止まらない。
真っ白な制服のカッターシャツ。
丁度左手、袖の部分。
赤い血が、線状に何本も。茶色くこびりついている。
それは昨日の昼、あたしはまるで狂ったように
そこを切り刻み続けていた証拠。

注意されたって警告されたって、やめる気はさらさらない。

もう止まらない。

切って切って。

誰もが言う。「やめろ」

やめろって、何を?
あたしに生きているのをやめろっていうの?
殺してもくれないくせに。
ののしってもくれないくせに。
切るのをやめろって言うの?

怖くて話しかけられないくせに。



あたしが望んだことなんて、一つだってこなせないくせに。





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Last updated  2006.04.04 20:43:03
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