
いにしえのベルリン。幻想の都市。
ディナージャケットを着てたたずむ少女の姿。
彼女は棘を持つ花。
干渉しない方がいい。
雪の上、銀色の薔薇が放つ慰めと情熱の香り。
■香調:壮麗でスパイシーな薔薇の香り
ローズエッセンス、ペッパー
それは壮麗な花。
血と夜と雪と恐怖と栄光からつくられた香り。
それは衝撃的なローズ。その激しさが美なのです。
金属製の薔薇が雪の上に横たわる色と熱情を持つ香り
自己主張する香りなのになぜか落ち着く香り。
誰かのためにフレグランスを選ぶ時
相手のイメージを膨らませ香りが似合うかどうか、
好みかどうかその人を思う時間の幸せなこと。
真っ赤な「ラフィーユドゥベルラン」を贈られたなら
きっと忘れられない瞬間になるでしょう
トップ:ローズ、ゼラニウム
ミドル:パルマローザ
ラスト:ハニー、モス、パチュリ
■感想:私の好み度<70-80>
メタリック×スパイシーローズ
スプレーするとパウダリーでキリっとしたグリーン系ローズ。
トップ特有のシャープさがおちつくと微かにだけどシナモンのようなスパイス感。
すると『ラヴィエルジュドゥフェール/鉄の百合』と似た鉄の匂いを感じます。
『鉄の百合』では生ぬるい血の匂いに近いですが、
こちらは冷たい鉄、鋳物の冷たさといった違いを感じます。
さらに、水で薄めた蜂蜜ウォーターのようなコクのある甘さにパチュリ。
湿度や体温が高い時のラストはハニーの臭みがでやすいですが
ローズは最後まで香り続けます。
怖さはないけれど静かな冬の街に一人佇んでいるような気持ち。
ちなみに『鉄/メタリックなローズ』の作品で
パルファンロジーヌパリ『ローズパーエッセンス/2020』
『ロー ズエッセンス 』はローズエッセンスの特徴をいかして創作された。
それは比類ないメタリックさと、グリーンなフレッシュさ。
調香師のセルジュ・オリヴィエラはそれらを理想的に生かして若々しさのある香りに仕上げた。
とあるように、スプレーするとツンとしたグリーンに鈍く生ぬるさを感じ
それが穏やかになるとローズらしさを感じながら さらに生ぬるさが増す。
これがコンセプトの『メタリックさ』にあたるようで錆びた鉄、血液を思わせる匂い。
この部分が一度気になり始めるとローズより鉄を感じ
楽しむことが難しい作品が『
というわけで『鉄/メタリックなローズ』三作品での好みは
『鉄の百合(85)』、『ベルリンの少女(70-80)』、『ローズパーエッセンス(65)』
■液の色
ワインな赤
■拡散性・持続性
拡散性は普通、持続性は長め。
■季節
11月から2月。秋冬の甘さと重さのあるローズ。
曇り、太陽が沈んでから。
■年齢
30代以降。女性向き。
■リピートは?
10~30ml程度なら。
落ち着く甘さのローズだけど、明るい気分にはなれない。
闇へと連れ込まれそうな印象がちょっと重いかも。
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