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いま、二度のオリンピックを、真央はこう振り返る。
「バンクーバーのときは、金メダルがとれなくてよかったと思います。
あのときに金メダルをとっていたら、そのあとがもっとつらかったと思う。
銀メダルだったから、そのあとの四年間をまたがんばれました。
ソチ・オリンピックでも、たくさんの方々が支えてくださっている
ということに改めて気づけた。もちろんメダルがとれなかったことは
残念ではあったのですが、でもこれだけの応援をしていただけたことで、
真央としてはもう満足。(笑)本当に救われました」
バンクーバー・オリンピックのときは、閉会式の旗手を務めた。選手村では
ほかの競技の選手とも交流し、いくつかの他種目の試合を見た。
そのなかに、強い印象が残っている選手がいるという。
「モーグルの上村愛子さんの滑りを見たんです。素晴らしい滑りでした。
結果としてはメダルに届かなかったんですけど、スキーに関しては全然
くわしくない、素人の目で見ても素晴らしかった。精いっぱい全力で
滑りきれば、見る人に伝わるんだなということがわかりました。
大事なのは、別に結果ではないんだなと、オリンピックは特別な舞台で、
怖くなることもあると思うんですけど、あの滑りを見たときに、『自分も
このくらいの勢いでいかなくては』と思わせてもらいました」
真央自身、ずっと目指していたオリンピックという夢の舞台で、同じ
くらいの量の喜びと悔しさを味わった。二度の経験を振り返って、真央は
きっぱりと語る。
「メダルのあるなしはともかく、オリンピックのその日まで精いっぱい
やってきた過程は、その価値が変わらないと思っています。ソチ・
オリンピックのあと、たくさんの方に『感動した』と言っていただけた
ことがうれしかったですし、フィギュアスケートは技術や結果だけでは
ないんだと気づかせてもらいました。たくさんの方々に応援していた
だけて、真央は本当に幸せでした。だからもう何も悔いはないです」





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