゚・*:.。. .。.:*・゜人生は上々だ゚・*:.。. .。.:*・゜

゚・*:.。. .。.:*・゜人生は上々だ゚・*:.。. .。.:*・゜

PR

×

Profile

soine

soine

Apr 7, 2026
XML
テーマ: 読書日記(1990)
カテゴリ: 読書記録
最近、SNSでも話題になっていた王谷晶さんの『ババヤガの夜』を読みました。 「一気に読める」という評判通り、気づいたら最後のページをめくっていました。

※ババヤガ(バーバ・ヤーガ)は、鶏の足が生えた小屋に住み、臼に乗って空を飛ぶ、スラヴ民話に登場する人食いの魔女(妖婆)です。
この作品、とにかく空気がずっと不穏です。 派手な事件が次々と起こるような展開ではないのに、読み進めるほどに足元が冷えていくような、じわじわとした怖さとざわつきがあります。
特に印象に残ったのは、登場人物たちの「満たされなさ」や、剥き出しになった歪んだ感情です。 それらが少しずつ、しかし確実に交差していく過程で、物語の密度がどんどん重くなっていく。 ページをめくる手が止まらないのは、この濃密な心理描写のせいかもしれません。
いわゆる「読んでスッキリする」タイプの物語ではありません。 むしろ、読後に重たい余韻が残り、しばらく考え込んでしまうような作品です。 ページ数もそれほど多くないので、週末の静かな夜に没入して読むには最適の一冊だと言えます。
■この本が向いている人 ・作品の雰囲気や空気感を重視する方 ・登場人物の深い心理描写をじっくり味わいたい方 ・読後に長く残る余韻を楽しみたい方
■少し合わないかもしれない人 ・スカッとする大逆転劇を求めている方 ・わかりやすい起承転結や派手なアクションを好む方
クセはありますが、一度ハマると抜け出せない中毒性があります。 「最近、心を揺さぶられる本に出会っていない」という方は、ぜひ一度この不穏な世界に足を踏み入れてみてください。


ババヤガの夜 (河出文庫) [ 王谷 晶 ]

十二の月たち スラブ民話






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Apr 7, 2026 05:31:19 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: