ドレの新人作家への道のり

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2013年12月31日
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カテゴリ: 人生観&雑学


私は大学で、英訳をする機会があり、この小説の冒頭部分だけしか読んだことがありませんでした。
したがって、最後まで読みたいと思っていたのですが、もう一つ 「フンボルトの贈り物」 を読みたいと思う動機があります。

ソール・ベローはアメリカの文学で有名なのですが、日本人には聞き覚えの無い作家かもしれません。ソール・ベローは「フンボルトの贈り物」で、アメリカで一番有名な作家賞のピューリッツァー賞を受賞しています。
日本語版の「フンボルトの贈り物」の表紙は黄色い感じで仕上がっています。
フンボルト1

実は、私が高校生との時、美術の授業で先生が、文字と芸術について議論していた時に、一冊の本を取り出しました。
その本が、「フンボルトの贈り物」英語版でした。
フンボルト2

その時、話し合っていたのは、 「絵の中に文字が入っても、美術になるものなのか!!??」 でした。文字の大きさも、色合い具合も、どんな書体だと言うことも沢山議論の的になりました。
色々な美術の例を、パワーポイントを通してや、美術のレプリカを持ち出してくれて、とても面白い授業でした。
そんな中で、「フンボルトの贈り物」英語版は、小説の表紙のデザインであっても、 「一つの芸術の領域に達している」 ものであるというのが、美術の先生の見解でした。

先生は、ベローの小説を読まなくとも、表紙を見ればどういった内容なのか想像をそそり、絵の中の単語を読むことができるし、文字が絵になって、大部分を占めている極めて少ないデザインで、美しいと思ったようだ。
確かに、私もベローの小説の表紙を見た瞬間ドキッとさせられるほど、シンプルでなおかつ意味がある表紙であると思った。
最終的に討論は 「文字が絵にとって、意味を引き立たせたり、その反対に絵が文字を強めたり、隠れた文字などだったなら、文字は芸術になりえる」 そうだ。
その時、先生が引用した小説の一文が、 " thought about literature day and night"(昼も夜も文学ばかり考えた) でした。
私は、なるほど確かに文字が町になっているのは無理は無い、作者の人生が文学なのかと思いました。

そして、何年も忘れ去ること巡り巡って、英訳をすることになり、初めて先生が引用した箇所が、小説の本当に冒頭部分なのか~って思いました





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最終更新日  2014年01月01日 17時15分58秒
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