ドレの新人作家への道のり

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2014年07月03日
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サリンジャーにはまっていた私なのだが、最近サリンジャーが自分の作品に思っていたよりも宗教的思想を盛り込んでいることが判明した

というよりも、サリンジャーの作品のうち、「対エスキモーの前夜」という短編小説があるのだが、これが物凄いキリスト教叩きであった

なぜそんなに、アメリカ合衆国の、国民的宗教叩きを始めたかにさかのぼると、サリンジャーは第二次世界大戦に祖国アメリカのために従軍して、ノルマンディーで戦った帰還兵であった

第二次世界大戦というものは、彼の人生にとってとてつもなく大きなものであったし、戦争文学をこよなく愛した若者たち(10代の男女が文豪サリンジャーに会いに行くという映画までできた)にとってはサリンジャーが従軍したことにより、色々な短編を読むことが出来たのだから、結果オーライなのではないのか!!??

しかし、本人サリンジャーは第二次世界大戦で大きな代償を払っている

彼の精神はPTSDという戦争が原因で病んでしまうという悲しい事が待っていた

その見返りとして、短編は精神病や戦争といった、サリンジャーの作品には欠かせないキーになるテーマをたっぷりと盛り込む事に成功する

「戦争反対!!」という何物も動じない意思が出来上がった反面、サリンジャーは精神を病んだ怒りの矛先を政府に向け、政府から精神的なキリスト教の宗教に向いていった

精神を病んだものは、精神世界を極めて精密に分析する傾向にあるが、サリンジャーはその王道をいったのである

日本で完成されたと言われる仏教の「禅」にのめり込んだ

対エスキモーの前夜では、フランクリン=キリストであり、フランクリンがジニーに強要するチキンサンドイッチ=死んだイースターチキンと分析されるそうだ

そして、作品の随所に見られる聖書の引用「良きサマリア人」はキリストが言った、超有名な例え(””クオテーションマークが付いている)で、それをフランクリンが言うってことはやっぱり、キリストを引用している?

押し付けがましいキリスト教で戦争の火種という思想が、サリンジャーの中で出来上がっていることが見えるwwwそういうところが、実に面白いと思う

多分、キリスト教は布教に力を出しすぎた歴史があり、宗教戦争=第二次世界大戦が起こるんだとでもいいたいような

確かに、この短編は第二次世界大戦の一夜であるが・・・

サリンジャーの愛でる、禅のように自ら悟りをひらいていく者が世界に溢れたら世界平和が来ると信じていることが、他の短編「エズミのために愛と惨めさをこめて」で露出している

こんなに痛烈批判をしてもなお売れて、メッセージはきっと読者が精読しないかぎりあんまり伝わらないが、潜在意識でははっきりと伝わっているのではないか!!??というところが、面白いです

サリンジャーは精神世界や文学上で自分なりの課題と戦っているんだと思うと、アメリカ文学にはふさわしい素晴らしい作家であるといえる





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最終更新日  2014年07月04日 00時42分34秒
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