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2013.10.09
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●絶妙に軽快! でもやっぱり『DARK SOULS』だった!(意味深) 心、折れてますかーーーーーっ!!!

 ということで、やってきましたよ『』!! 今回、E3に出展されているタイトルの中で個人的には3本の指に入るくらい楽しみにしていたこの作品を、じっくり30分ほども遊んできちゃいました! というワタクシは前作『』のプレイ日記を書いて、それを2冊の単行本(『』、『』)にまとめちゃったくらいのアンバサ戦士、大塚角満です。どうぞじっくりと読んでやってください。

 先日のマイクロソフトのカンファレンスで最新トレーラーが公開された『』は、プレイステーション3、Xbox 360用ソフトとして2014年3月に発売される予定だ。今回は一般試遊コーナーにはプレイアブル出展されておらず(じつはそうと知らずに、E3初日に1時間ほどSCEブースとマイクロソフトブースを彷徨ってしまった……)、極秘裏に(?)関係者以外は入れないミーティングスペースに展開されているのみだった。そういう意味では、かなり貴重な体験取材だったと言うことができる。しかし、極秘裏ゆえか画面写真がちょっとでも写っている写真はNGということなので、今回は文字のみで『』がどんなゲームだったのかをお届けしたいと思う。

 あ、このプレイリポートはあくまでも“E3出展バージョン”のものなので、それを承知のうえで読んでくださいな。

 案内された試遊台には、先に外国人プレイヤーが取り付いていて、プレイしている真っ最中だった。

?あと5分で交代できますよ?

 顔見知りのフロム?ソフトウェアの広報Oさんと世間話をしながらプレイの様子を眺めていると、5分どころか5秒ほどで画面におなじみの?YOU DIED?という赤いメッセージが表示され、そのプレイヤーは苦笑いを浮かべて去っていってしまった。どうやら今回もきちんと、プレイヤーの心を折ってくれる極上の難度になっているようだ。おかげで5分も早く、試遊台で遊ぶことができるぞ。

?ではさっそく……?

 若干緊張しながら、プレイステーション3のコントローラを手に取る(試遊台はプレイステーション3版だったのだ)。見ると画面には、細身の短刀のようなものを両手に携えた、いかんにも軽快そうなキャラが映し出されている。

?『』で導入された新しい“素性”(いわゆる職業のようなもの)ですね?

 広報Oさんが、俺に同行した週刊ファミ通の編集者、オポネ菊池に言っているのが聞こえた。ナルホド、いかにも新しい素性に見えたが、やはりそうだったのか。

 とりあえず前のプレイヤーが死んだあとのリスタート地点だったので、まわりに敵らしきものは見当たらない。安心して、アナログスティックをグリグリと操作してキャラを動かしてみた。するとすぐに、前作に比べてちょっとスムーズに、そして軽快にキャラクターが動くのがわかってしまった。素性(というか装備)によって多少動きに差はあるだろうが、感覚的にスイスイ動いている気がするのである。すると、広報Oさんがこんな説明をしてくれた。

?『』では動きやキャラクターなどをすべて見直し、イチから作り直しているんです。見た感じは前作の雰囲気を踏襲していますけど、触ると“あ!”っと思われるんじゃないですかね? キャラクターの動きも、前作のようなもっさり感はなくなっていると思います?

 そうなのだ。もっさりしていないのである。もちろん、ゲーム性が違ってしまうほどの極端な変化ではないんだけど、確実にこれで、ストレスが解消できてしまう。そんな絶妙な“改良”だ。

?うん、いいぞいいぞ……?

 ブツブツとつぶやきながら、操作を思い出す意味も込めて剣を振ってみた。

 ピュンピュン!

 細身の剣が、軽快に空を切り裂く。ここで再び、広報Oさんが助言。

?この“Dual Swordman”は見た目の通り、2本の剣を軽快に振り回して戦う素性です。前作でも両手に剣を装備できましたけど、キチンとそれを使いこなしている……という感じではありませんでした。でも、Dual Swordmanは違います?

 ほうほう……と聞きながらR1ボタンやL1ボタンなどをガチャガチャと押していると、左右に持った剣を、それぞれ違うモーションでかっちょよく振り回すではないか! しかも、説明に則って△ボタンを長押ししてからL2(だったと思う)ボタンを押すと、いかにもフィニッシュの斬戟といったモーションで左の剣をブン回す! ?キャラクターの動きもすべて、イチからモーションキャプチャーをし直しました?と広報Oさんが言う通り、素性ごとに独特な動きが多数追加されているようで、ドキドキが止まらなくなってしまったよ。

 しかしいつまでも虚空に向かって剣を振っていてもしかたがないので、俺は我が分身を唯一の進行方向と思しき穴ポコに導いた。その穴を覗いてみると、このシリーズ的には“いかにも”な高さだったが、?まあいいや?と思ってダイブしてみた。すると案の定、我が分身は地面に叩きつけられて、早くも体力が3分の2ほどに減ってしまったではないか。

?………………………?

 背後のオポネ菊池が、無言で呆れ顔を作ったのがなんとなくわかった。

 しかし、この程度で心を折っていたのでは当シリーズを遊ぶことはできない。スクッと立ち上がった俺は、進行方向に向かって素直に歩き出した。見ると左前方に、心が折れた戦士を彷彿とさせる、体育座りのような格好で力尽きた戦士がいるのがわかった。その横を颯爽と通り過ぎると、来ました来ました最初の敵が! 両手にハルバードを持った、いかにも雑兵っぽい兵士である。俺はすぐに、剣を構えた。すると……。

 グッサアアアア!!!!

 いきなり背後から、ナニモノかが我が分身に斬りかかってきたではないか!!

?イテッ!!!!!(怒)?

 と怒って振り向くと、さっきまで体育座りをしていた兵士が立ち上がり、俺に襲い掛かってきているのがわかった。だ、騙された……! 心が折れて力尽きているのかと思ったら、立派な敵だったのかよオマ!!

 グッサアアアアアア!!!

 言い終わらぬ俺の背に、今度はハルバードが突き刺さる。?ひぃ!?と言って驚くと今度は前から剣、?ぎゃあ!?と言って逃げようとするとリーチの長いハルバード。そうこうしているうちに、俺は穴から降りたところから10歩も歩かないうちに例の文字を見ることになってしまった……。

?YOU DIED?

 呆然としながら、俺は言った。

?ハ、ハイ死んだー……?

 オポネ菊池が、シラケた顔で吐き捨てる。

?『』の作者は、死にっぷりがいいですね?

 広報Oさんが、楽しそうに笑った。

?さすがですwww?

 いやでもこれこそが『』だろ! 細心の注意を払いながら前に進み、敵とはなるべく1対1で戦わないと痛い目に遭う。しかし、たとえやられてしまっても、キチンと学習していればつぎにつながる。その通り、俺は2回目のチャレンジでは体育座りの剣士には近寄らず、ハルバードの剣士をおびき出して、見事背後を取ってのバックスタブで自分のカタキを討った。

?よっしゃ!!!?

 力強く吠えてから、俺は先へ先へと進んでいった……。

 このあと、なんと俺は30分の試遊時間で20回ほども?YOU DIED?の文字を見ることになるのだが(苦笑)、それでもたまらなく楽しかったよ!

 まず、何度も書くが操作が絶妙なバランスで軽快になっていて、ストレスを感じない。そしてこれが、新たに導入されたモーションに紐づいて、とても気持ちがいいのだ。

 たとえばバックスタブは、前作はどの武器でも同じモーションの攻撃を仕掛けていたと思うけど、『』ではガラリと変わった。Dual Swordmanは背後を取った瞬間に両手の剣で乱れ斬りを放ち、最後に豪快な袈裟斬りをお見舞いしてトドメを指す。一方、“Temple knight”は背後から長いハルバードを突き刺したかと思ったらそのまま敵を上に突き上げ、しかも地面に叩きつけるという豪快な一撃を繰り出す。思わずいろいろな武器のモーションを試したくなる、心くすぐる変更点だ。また、武器が片手に3つずつ装備できるようになったり(前作はふたつ)、ローリングからの攻撃もモーションが変わっていたりなど、細かな改良が随所で行われている。それに合わせてか敵も頭がよくなっていて、バックスタブ狙いで背後に回った瞬間、後ろに倒れて攻撃(!)して FF14 RMT くる……なんてシーンも見られた。遊ぶと間違いなく『』なんだけど、イチから作りあげたからこそのきめ細かい配慮が行き届いていて?さすが!!!?と唸らせられる出来になっていたよ……。

 この体験プレイのあと、『』のディレクター、フロム?ソフトウェアの谷村唯さんにお話を聞く機会に恵まれた。その詳細は、のちほどアップしますー。お楽しみに!
▲プレイ中の写真がないので、ロサンゼルスの街のあちこちで見かける『DARK SOULS II(ダークソウルII)』バスでも。

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最終更新日  2013.10.09 11:29:46
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