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1日目大失敗 2日目大成功 と極端な変化があったマネジャー研修も 3日目を迎えた。 2回開催したことにより、全体のイメージも完成し、 3回目はかなり余裕をもってスタートすることができた。 いつものように一人、また一人と参加者が会場に入ってくる。 (さあ、今日はどんな参加者がいるのかなあ?) 2回目の成功で気をよくした私は一人ひとりの参加者の表情に目をやりながら、全体の空気感を感じていた。 1回目、2回目の評価が著しく違う噂を聞いているのか、 怪訝そうな顔の参加者が多い中、いつもどおりあまり誰も話さない空気のまま3回目が始まった。 ジャックも3回目になり、なれていることから慌てる様子もなく紹介も順調に進み、私の出番になった。 「こんにちは。今日一日研修を担当させて頂く、小堀と申します。」 挨拶を簡単にすませ、この半年間の研修の全体イメージと今日行う研修の内容を伝え、会は順調に進まれるかと思われた・・ しかし、そんなにこの研修は甘くはなかった・・・ いつものようにクッシュボールを使い、一人ひとりに自己紹介をしてもらいながら、最近の楽しかったこと、現在の研修への気持ちを話してもらっている中、『T』さんという強烈な個性を持ったかたが発表をされた。 「『T』と申します。最近楽しかったことは、特に無いです。 研修に対しては、マネジャーとしての私は受けなければいけないので受けますが、個人としては早く帰りたい気持ちで、 全く受けたくないです。」っと無表情で、周りの空気を 簡単に凍らしてくれた。 「・・・・・」 という無言がつづき、フォローをなんとかいれ次の人にバトンを回してもらった・・ (この人は強烈だなあ・・・今日一日この人にエネルギーをかなりさいて、影響を与えていこう。だけど、、、、一日で人は変わるのかなあ・・ いや。ダメだ俺がそんなことを考えたらあかん。。。 天才マネジメントで『T』さんを徹底的に引き上げよう。 そう太陽マネジメントで光を当て続けよう。) そう心の中で葛藤しながら、研修は始まった。 まずは、リーダーシップを体感してもらう研修を行い、 ここは順調に進んでいった。。。 問題は午後のプログラムだった。 二日目で感動を生んだ、『トラストフォール』という信頼関係を築く体感ワークをみんなでやった後のシェアのときに問題が発生した。 「それでは、一人ひとり感想を言っていきましょう」 順調にそれぞれが正直に感じた想いを伝えていく中、 例の『T』さんにボールが回ってきた。 「正直、私は誰も信頼していないので、まったくこのワークをしても気持ちは変わりません。誰も信用できません」 無表情でまたこの顔を続けていた。。。 さすがにこれにはまた現場が凍った。 私も一瞬心が凍った。 (えええ、、、、信頼していないって口でいっちゃう? しかもみんなに対して言えてしまうって、、、 この人どれだけ人が信頼できていないんだろう?) だけど、もう一方でこうも感じた。 (だけどこれだけ人にストレートに感じたことをいえるってことはこの人は恐ろしく素直な人なのかもしれない。 この人は本当は誰よりも信頼が欲しいのではないだろうか? だとしたら、今ここで俺がまっすぐにこの気持ちに答えることが俺の役割なのではないだろうか?) そう考え、私は実行することを心に決めた。 そう決めてから『T 』さんを見始めると、『T』さんは実に深い意見を言っていることに目が行くようになった。 一つ一つのコメントが実に深く考えてられており、人を信頼できないっといいながら、実は誰よりも人を観察し、自分なりに本当に深いところまで思考をされてきた人だということが 理解できるようになってきた。 そして、私の口から自然とふいに、『T』さんを尊敬する言葉が溢れる様になってきた。 「Tさんは、本当に深い意見をおっしゃいますね。なんか次元が違うように感じました。 Tさんが一つのテーマに対して色んな角度から熟考されきたんだという背景が感じられました。本当に勉強になります。 ありがとうございます」 と素直に口に出したら、『T』さんはまるで子どもみたいな笑顔で「そんなことないです。」と謙遜された。 そこから徐々に『T』さんの表情が変わり始めた。 最初、今回の研修のテーマである『天才マネジメント』とは 「人のアイデンティティを褒めて引き上げることにより、 その人の持てるポテンシャルを最大限に引き上げる マネジメント手法のことです。」 という話をしたとき、『私は人から褒められたことなどないので褒めるなんて行為は絶対にしません。嬉しいとは思いませんから。』ときっぱり突っぱねていた、『T』さんが実際褒められることによって、心を開き始めたのだ。 ここで手ごたえを感じ始めた私は、さらにあらゆる局面で参加者一人ひとりをよく観察し、褒めるチャンスがあるときに徹底的に褒めるようにした。 『笑顔が素敵です。そんな笑顔で褒められたら、私が部下だったら本当に嬉しいと感じます。』 『本当に雰囲気が落ち着かれていて、信頼感が全体が溢れていらっしゃいますよね。私が部下だったら、●●さんが言うことを全部受け止めてしまうと思います。』 と感じたことを次々とマネジャーたちにぶつけていった。 マネジャーたちも私の一貫性につられ、どんどん周りの方々を評価しはじめていった。 そしてとうとう『T』さんまでもが回りの人たちにプラスの言葉を投げかけるような場面が見られ始めた。 そして、研修も締めをむかえ、目標設定をし、全員がみんなの前で発表をし、問題の『T』さんも全体での発表をおえ、 アンケートをかきみんなが帰り始めたとき、最後のドラマが 待っていた。 マネジャーたちがみんなへやから出て行き、『T』さんだけになった。 そして、『T』さんが恥ずかしそうに私に近づいてきて、 こう話してくれた。 『小堀さん。今日はためになる研修ありがとうございました。 今日一日を通して、私は一つの決断をしました。 私、 「変わろう」と思うんです。」 (えええ、 ・・・・・) 「だけど、一つだけ悩みがあるんです。 今まで部下に対して信頼とか、褒めるとか、そんな コミュニケーションを取ってきたことのない私が、 急に変わったら、みんな怪しむと思うんです・・・ それが心配なんです。 どうしたらいいでしょうか?」 もうこの時点で私は涙が溢れそうになっていた。。。 あれだけ一日の初めに頑なに自分の扉をしっかりしめ、 心を閉ざしていた人がたった一日の研修でここまで 心を開き、変わろうとするなんて・・・・ 心を落ち着け、涙を押さえ私は答えた。 「Tさん、本当に決断おめでとうございます。 私も本当に嬉しいです。 部下のみなさんもきっとTさんの変化を応援されると 思います。 それで具体的な一歩なんですが、部下の方々一人ひとりと 正直に今の気持ちを話されてみてはいかがでしょうか? そして、どのようなマネジメントをすることを希望しているかを一人ひとりから聞いてみてはどうでしょうか? それがもっともみんなにとって嬉しい一歩なんではないでしょうか?」 そうお伝えすると、『T』さんは 「ありがとうざいます。その一歩なら私もできそうです。 来月を楽しみにしていてくださいね。」 そう話して、『T』さんは研修ルームを後にして行かれた。 私は、ちょっとま呆然として部屋に立っていた。 今目の前であれだけ変わりたくないと思っていた人が 心を入れ替え、変わっていった姿に感動を感じずにはいられなかった。。 本当に本当にありがとう。 何度も『T』さんに心の中でつぶやきながら、私は3日目の感動を心にかみ締めた。 『人は変わる。』 自信が確信に変わった一日だった。
2007.03.31
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緊張だるだるのまま二日目の朝を迎える。 昨日一日のシュミレーションは何度も頭の中で繰り返した。 昨日ダメだったところはその日のうちに反省会をして 洗い出しをして、改善した。 準備はもう十分だった。 そんな中一人目の参加者が会場に現れる。 「さあ、今日は笑顔で挨拶。一人目の人から空気を変えよう」 音楽も快調になりひびき、会場は暖かい空気ではじまっていく。 一人目の参加者も笑顔で挨拶をしてくれたうえ、ジャックの知り合いだったので快調にコミュニケーションが行われていく。 おおお~今日は出足がいいぞお。 こりゃいけそうだ。 昨日のマイナス点であった、今日の研修の目的をしっかり伝えるというところでつまずかないよう、しっかりと事前に準備をしてきた。 その成果があり、最初の全体の研修に対する不信感は払拭できたようだ。 グッド&ニューでもみんなが家族の話や趣味の話なんかをしてくれたので笑顔が広がる。場に対する安心感がドンドン醸成されていく。 「あああ、いいぞ、なんかすっげえいいぞ。これは楽しい」 こころが弾むというはこういことを言うのだろう。 昨日と打って変わっての変化にセコンドにいたジャックは びっくりがお。 アイスブレイクのときから一人ひとりの話に耳を傾け、 みんなの話の素晴らしい所に口を挟み、褒めていく。 さらに、とっておきの自己開示をみんなにシェアしてみた。 『実は皆さん、昨日のお話をたぶん聞かれているとおもうんですが、実は大失敗してしまいました・・・ 緊張をしてしまい、私らしさが全くでない研修で、本当に申し訳ないことをしてしまいました。昨日の皆さんごめんなさい!!っとお会いしたかたがいらっった場合はお伝えください。 今日は皆さんが笑顔であったかい空気で迎えて頂いているので本当に楽しいです。ありがとうございます。 あ、いいですね。そんな笑顔にとっても勇気を頂いています」 という正直な今の気持ちを伝えた。 するとどうだろう。こわばった顔をしていた参加者達がつぎつぎに優しい仏さんのような笑顔でこちらを見るようになってくれたのだ。 講師というよろいを脱ぎ、一人の人間としてみんなの前に感情むき出しの裸でたったからこそ、参加者のみんなも自分の衣をとってもいいかな?という気持ちになってくれたのだと 思う。 まさしくこれが太陽型研修の醍醐味。 人は鏡の法則で、自分がとった行動と同じ行動をとる。 講師が仮面をかぶって講義をしていたとしたら 受講者もまた仮面をかぶって研修を受けるから 効果はほぼなくなってしまうだろう。 だからこそ、私の売りである、まっすぐなストレートボールである感情をぶつけてみたのである。 このあたりで完全に私の頭にスイッチが入った。 場と一体になれた気がしたのだ。 案の定、マネジャーたちの反応がここから変わってきた。 素を出すことにより、マネジャーたちの素を引き出すことに成功したようだ。 今回のマネジャー研修では、 『育成』 『信頼』 『モチベーション』をテーマにディスカッションをして もらう形式になっているのですが、 しっかり感情をだし、伝えたいことをつたえ、自分の鎧を脱ぎ マネジャーたち一人ひとりに向き合った効果から、 次から次へとマネジャーたちから素晴らしい意見が出てきた。 マネジャーたちが冴えて行くのと同じように、素を出すことができた私自身もドンドン冴えて来た。 20歳で鬱になり、その当時から貯めてきた「モチベーション」や「教育において大切なこと」に関するネタが湯水のようにあふれだし、次から次へとマネジャーたちへ突き刺さって いきました。 失敗した日は、とてつも長く感じたマネジャー研修は、2日目 あっというまの8時間が経ち、笑いと学びの溢れる空間が醸成され、確かな手ごたえの中過ぎていったのでした。 そんな二日目の研修アンケートの結果は、なんと・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 研修に対する平均評価は 5段階で 4.5をマーク 講師に対する評価は 5段階で 4.9をマークと 大成功を収めたのでした。 そして、3日目にさらに感動的なことが起こるのをこのときは まだ知る由もなかったのでした・・・
2007.03.20
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つい最近人生初トライなことしてきました。 それは、大企業の40~50代のおじ様たち相手の マネジャー研修。 しかも、自分自身はマネジャーも、大企業にも勤めたことのない状態というあまりに説得力のない中での研修スタート。 3月6日。初日。大緊張の中研修が始まる。 案の定、緊張しまくる。 なぜなら、はじめに入ってきた40代後半のおじさまが怖い顔して腕組して、ドンっと座ってなんか怒っていたから・・・ 『研修なんて、なんで俺が受けなければいけないんだ?』 って顔に思いっきり書いてあるし・・・ その人に引きつられ、次に次に入ってくる人の顔は、曇り みんな「ムス」とした顔でこちらを見ている。 さらに、みんな同じ会社のはずなのに誰も話をしない・・・ だから余計に空気が凍る・・・ 「ちょっと、話してよ。あんたたち。。。同じ会社じゃん」 と心で思うが、効果なし。 音楽を最初かけるはずだったが、準備が間に合わず、 余計に部屋には、そのどんよりとした空気だけが残る。 「ジャック・・なぜ、準備できてない」 スタッフに当たりたくなる自分がいて、 余計に心が乱れる。 まだまだ修行が足りない。 さあ、『俺』どうする?? そんな中 今回の研修をオーガナイズしてくれた、ジャックが 今回の研修の趣旨と俺の紹介をしてくれた。 だが、その空気に耐えれず、かみまくり、さらに 俺の紹介もミスる 余計に空気が凍った中で、小堀登場。 頭の中は、今日どんな方向に持っていくかというイメージだけ 最初のこの氷をどう壊そうかと考えながら、とりあえず 『グット&ニュー』をしてみた。 みんなに、最近あった嬉しかったこと、楽しかったことを話してもらう。そして、最後にこの研修を受けるにあたって思っていることを話してもらう。 そしたら、笑顔が出始めた。 だけど、研修に対してどう思っているか?という質問に対して ・「疑問」 ・「正直受ける意味があるかわからない」 ・「受けたくない」 ・「早く終わってほしい」 とネガティブな意見だらけ。。。 余計に辛くなる。 だけど、気持ちを取り直して研修をスタートする。 しか~~し、 色々はなしてみても、誰も首をうんうんとたてに振らず 無反応。 『う~ん、これはすげえ修行だ。ある意味人生初の研修での試練だ』 そう思いながら、なんとか進行を進めていく。 午前中のプログラムは、狙っていた気づきを促すことができず終了。 理由は事前の説明が足りないこと。 俺のミス。 午後スタート。 気を取り直して、今回の趣旨である 『天才マネジメント』を実演するつもりだった。 だけど、空気に耐えれず、俺がみんなを褒めまくるはずだったのだが、『こんな俺がみんなを褒めるなんて、恐れ多い』という気持ちが先にたち失敗。 さらに ○講演で気づかせるのではなく、みんなが出した意見から気づいてもらうこと ○教えるのではなく、引き出すことが味噌 ○北風的変えてやるぞ研修ではなく、太陽的変わりたいぞという気持ちを促す研修 を売りにしているのに、次々に逆のことを自らでやってしまう こうも俺ってやつは、『初めて』『凍った場』に弱いのかと まざまざと見せられる。 そして、冷や汗ビショビショのなかクライマックスへ。 一番して欲しかった、お互いを褒めて、認め合うというワークにとうとう、何も書かないという人が現れる。 この日一番の強敵の最初に入ってきた「O]さんだ。 「やっぱりなあ。。。」心でそう思いながら 「太陽になろう」と思いながら、 その状況をあえて触れずに本人の意思に任せることにする。 そして、最後に全員の宣言と今日一日の研修の感想を貰っておしまいになった。 みんなが書いてくれたアンケートをみると、 5段階評価で「2」「2」「3」「3」の嵐・・・・ 「正直この忙しい時期に受ける価値のある研修ではなかった」とまで言われてしまう・・・ ああああああああああああ。 だよね。 ですよね。 俺もそう思いました。 今日のできだと。 そう、そう、俺にはやっぱりまだまだマネジャーたちへは 早かったのさ。 そう心がドンドンマイナスに向いていった。 まだまだ俺は未熟だ~ やっぱり通ってきた道に迷っている人たちにしか アプローチできないんだああ って思いながら、どこかでまだ諦めていない自分がいた。 いや、だけど、なんか出来るきもするよ。 そうだ、今日一日を振り返ってみよう。 そして、ジャックと一日を振り返り、ダメだしをガンガンホワイトボードに書き出し、改善点を書きまくり、 明日は生まれ変わった俺で実行すると心にかたく決意をした。 そして、運命の二日目を迎えるのだった。 続きは次のブログで・・・
2007.03.15
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