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年始に購入した本 歴史から消滅した社会の法則を解き明かした本ということで読んでみようと思い購入した。 筆者のジャレド・ダイアモンド氏は1937年生まれで、生理学を修めた学者で、そういった意味でこの書物は基本的には侵略したとか、戦争によるというものではなく、生物学的もしくは環境問題的なアプローチで、イースター島・マヤ文明・グリーンランドの歴史から消滅した社会について、その理由を考察し、持論が展開されている。 人間は、必ずしも環境を破壊したくてやっているわけではない。ただ養う必要性や豊かになりたいとの思いから、自然を開発する。豊かになる中で人口が増加する。増加していく中で、その増加の負荷に応えるために更なる開発が進められることになり、その結果として森林や土壌破壊進み、そこに地球レベルでの気候の変化(温暖→寒冷)が加わると、その社会を取り巻く環境では、今いる人口を養うだけの力を失ってしまう。失ったときに環境破壊を気づいたときには、すでに人間が対応できるレベルでないため、消滅に向かってしまうという流れになるということが展開されていた。 文字もない社会が滅んだ理由については、実際には記録がないために分からないが、ただ自然への人間の負荷が、必ずしもはじめから自然を破壊するためのようなことを意図していなくても、やってしまったために取り返しのつかない自体を生み出していることは、今でもある。日本レベルでなら水俣病などの公害がその例だろうし、オゾン層破壊や地球温暖化もそうだろう。 そう考えると、今まではある社会が、ある文明が崩壊したけど、ある意味地球レベルで人類の文明が崩壊してしまうんではないかとも考えてしまう。けど一方で人類は、今までも環境の変化に対応もしくは戦ってきて、繁栄させてきた。地球レベルで環境について考えることも広まっている。下巻では、同じような条件でも対応し、存続している社会についても述べられるとのことで、それを読んで、文明の命運を分けた条件について考えを深めていきたい。
2006年01月29日
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