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2006年05月14日
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テーマ: 本日の1冊(3734)
日本改造計画

 小沢一郎氏が民主党の党首になり、千葉7区補選で勝ったことを受けて読んでみようと思って購入した1冊。



 当時と違うというところでは、特にアメリカに対してだが、今のアメリカは国連を重視してはいない。ネオコンのブッシュJr政権は、自国中心主義(ユニラテラリズム)で、自国の都合を最優先させる形で、それに国連が従うような行動をすることを求めている。この著書ではクリントン政権は国連を重視しているから日本も国連中心主義(小沢氏が以前から強く主張している)で、アメリカとともに行動すべきだと説いているが、今の世界情勢においては無条件にアメリカにつき従うべきではないだろう。

 小沢氏は、”自由”を旗頭にしていることが本当に良く分かる。個人をさまざまなことから自由にして、力を発揮させるようにしたい。ただそのときに単に自由だけを言うのではなく、個人の責任も求めている。

 そして、”5つの自由”の実現を説く。
  ・東京からの自由(一極集中の中央集権から地方分権への改革)
  ・企業からの自由(個人を中心とした社会への改革)
  ・長時間労働からの自由(会社人間からの脱却)
  ・年齢と性別からの自由(成人男性中心からの転換)
  ・規制からの自由(管理型行政からルール型行政への転換)
 を主張する。93年当時からするとこの5つも小沢氏の書いてある方向に進んできている。しかし、私見ながら”東京からの自由”については、ほとんど進んでいないんではないだろうか?相変わらずほとんどのものが東京とその周辺に集まってくる。地方への時代はまだ大きく開かれていないようにも思える。ただ皮肉かもしれないが、すべてではないにしろ、小泉政権においても実施されてきている流れにも思える部分がある。小沢氏が民主党を立て直して政権交代をするには小泉政権と大きな流れについてどのような違いを出すかにあるんだと思った。

 93年当時の小沢氏の個人の自由を柱にした日本再生ビジョン、その当時の小沢氏の熱さを十二分に感じるものだった。今回の民主党党首になってどのようになるのか注目したいと思う。


日本改造計画
著:小沢一郎 発行所:講談社
19993年5月20日第1刷発行 2006年4月20日第22刷発行
定価:1,500円+税





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最終更新日  2006年05月14日 20時45分53秒
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