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2006年07月12日
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富の未来(上)

 ここのところマックス・ヴェーバーを読んでいたが、今回は、話題の1冊、未来学者とも言われるアルビン・トフラー氏の「富の未来(上)」を読んだ。アルビン・トフラー氏の著作を読むのはこれが初めて



 1956年、歴史上初めて、アメリカでホワイト・カラーとサービス産業労働者が、ブルー・カラー労働者より多くなったことで、工業社会から、知識と頭脳労働の社会への移行が始まり、それにより、社会の富を生む出す体制が変わり始める。この「富の体制」は、金銭経済と非金銭経済の組み合わされたものと規定し、現在この「富の体制」の革命が進行し、新たな体制に向けて変化を筒付けているため、これまでの体制によって築き上げ、根付いた教育・福祉・年金などなどの制度が、どの国においても、きしみ、悲鳴を上げている。どの国も、崩壊の進む制度を立て直そうとするが、それが工業化社会を前提としたものであるかぎりは、効果は上がらず、知識社会にあわせたものにならなければいけないことを説く。

 「富の体制」について
  富の体制以前
   狩猟採集の時代では、蓄ることができないので、富の体制とはいえない。

  第一の富の体制-栽培
   一万年ほど前、現在のトルコで農業が始まったことによる農業社会
   数千年にわたりこの農業社会が続くが、農業がいくら発達しても、飢饉が発生する。
   現在でも、この第一の富の体制で働く人が過半数を占める国は多い。
   家族構成は、大家族。

  第二の富の体制-製造
   17世紀後半に登場した土地と労働と資本に基礎を置く工業社会
   化石燃料エネルギーと単純作業の繰り返しを必要とする強力な技術を組み合わせたもの
   あらゆるものが大規模化、大量生産・大衆教育・マスメディア・大衆文化が生まれる。
   標準化・専門化・同時化・集中化・規模の極大化という共通の原則を基盤にする。
   家族構成は、画一的な核家族。
   垂直な階層組織

  第三の富の体制-サービス・思考・知識・実験
   知識を基盤とする知識社会
   生産・市場・社会の脱大規模化、細分化をもたらす。
   多様な家族形態。
   組織は、水平でネットワーク型など、いくつもの違った構造のものに

 第二→第三へと流れていく中、時間や空間といったこれまでの統計の基礎的条件のさらに深部にあたるものが変化していることが説かれる。

 工業化社会は、すべてが機械のように効率的に一体となって動く同時性と一体となって動くことのできる安定性を求め、進めてきたが、第三の体制の移行に伴い、その同時性は崩れ、世界レベルでの熾烈な競争に晒され、変化にいち早く対応する企業、さまざまな社会問題に対応するように活動している社会団体などは、速く動くことを心がけ、動いているが、労働組合・官僚・公教育制度は、その動きから大きく遅れ、そして政治構造と法律ははるかに遅れていることが、それぞれの理由を挙げて説明されている。第三の富の体制にあった変化が、社会の諸制度に求められているということなのだろう。

 トフラー氏の指摘で納得したのが、富を生み出すものとして、金銭経済と非金銭経済があり、この非金銭経済が金銭経済に与える影響は、近年非常に大きなものになっているので、評価することを説かれていることだ。NPO、ボランティア団体、個人が様々に経済統計の対象にならないが、企業と同じような活動や、企業の活動を補完したり、結果的に支援したりするような活動をしている。こういった非金銭経済活動に携わるものトフラー氏は、1980年の著書「第三の波」で「生産消費者」と名づけているわけだが、振り返れば、日本で言うと市民活動というべき分野と大いにかぶるのだろうが、企業の経済活動などにも大きな影響を与えるまで成長していることからも、まさに卓見というべきであり、私も、こういった活動が、社会全体の富にいかに影響を与えるのかをつかむことは、知識社会に必要なことだと実感した。

これからの社会のあり方を、未来学者アルビン・トフラー氏から教わることのできる1冊だ。




 富の未来 (上)
著:アルビン・トフラー&ハイジ・トフラー
訳:山岡洋一 発行所:講談社
2006年6月7日第1刷 定価:1,900円+税


エビケンの活動日記は、 こちら





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最終更新日  2006年07月12日 11時13分43秒
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