よしの あそ らいきょうへい
芳野に遊ぶ
頼 杏坪
ばんじん すい こ ほうそう みだ かんがい たれ よ われ おな
万人 酔を買うて芳叢を 撹す。 感慨 誰か能く我と同じき。
こんさい ざんこう と きた む えんげん りょうじょう らっか かぜ
恨殺す残紅の飛んで北に向かうを。 延元 陵上 落花の風。
詩文説明
春の吉野に来て見れば、大勢の群衆が飲めや歌えの大騒ぎ、花下の美しい芳草は惨めに踏み荒らされている果たしてこの中に自分と同じように南朝の昔をしのいで、感慨に耽って居る者はいるであろうか。苦々しい限りである。
さらに恨めしいことは後醍醐天皇の御陵の上から吹いてくる風に吹かれて散り残っている花までが、北に向かって飛んでいるではないか。(延元陵は後醍醐天皇陵のことです)
左は桜の下千本の場所で大型バス着いた場所。。 右は花見客で賑会っているが、果たしてこの中に南朝の昔をしのぎ、感慨に浸っている者がいるであろうか。
後醍醐天皇遺勅「玉骨は縦令南山の苔に埋るとも、魂魄は常に北闕の天を望まんと思う)ということで。御陵は北に向って建てられています。やはり、後醍醐天皇の御魂は昔の京都の朝廷が忘れられないのである。凱旋する事がのぞみであった。無念さが伝わります。 左は北を向いてる御陵。右は吉水神社に現在、座布団だけが敷き置かれている玉座の間に後醍醐天皇の画像を座らせました。 

獄中の作 (橋本左内) 2009年08月29日 コメント(1)
夏日涼を欲して吟を楽しむ 2009年08月22日 コメント(2)