2012/01/22
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テーマ: 社交ダンス(8730)
銀座は雨でした。

今年初めてのラテンレッスン。

久しぶりに師匠にルンバを見て頂きました。

ルンバの曲を超低速でかけて、それでも動きが途切れないように踊ります。

超低速なのでまるで太極拳みたい。



私は マウス症候群 で右腕がちゃんと動くのか、リードが受けられるのか心配していましたが、踊ってる分にはほとんど痛みを感じませんでした。

踊り終わると師匠は完結にこうおっしゃいます。

『アの音が曖昧だな。あと、ニーバックしてない。』

師匠は大将の顔を見て反応を待っているようでした。

『むずかしいですね。』と大将。

え? 何が難しいの? 

すごいベーシックの話し。ベーシックというよりルンバウォークがちゃんとできてないってことです。



ルンバを踊られる時、皆さんはどうカウントされるでしょうか。

最初は『ツー・スリー・フォー・ワン』だと思いますけど、ちょっとレベルが上がって来ると数字の間に&(エンドカウント)を入れて、『ツー・エンド・スリー・エンド・フォー・エンド・ワン・エンド』と数えます。

さらに高度になって来ると、&(エンドカウント)のあとにa(ア)という音を入れて、『ツー・エンド・ア・スリー・エンド・ア・フォー・エンド・ア・ワン・エンド・ア』と数えて、それぞれの部分でする仕事があるんですね。

そのa(ア)という音でやるべき仕事がちゃんとなされてないというのが師匠のご指摘でした。

すごい難しい話のようですが実はルンバウォークの基本で、ユーリ&ヤグダのグループレッスンの所で詳しく書きましたが、数字の部分はアクション(ワンを除く)、&(エンドカウント)はリアクション、a(ア)のカウントはリリースなんです。

もっと簡単に言うと、ルンバ前進ウォークのツー、スリー、フォーの時に足を前に振出して伸ばす、&(エンドカウント)ではその伸ばした前足に徐々に体重を乗せて行く、a(ア)のカウントで後ろの足の膝を緩めて前足に引き寄せる動作をするんですね。ア・ワン・エンドだけは足を動かさないで前の動きの継続です。



こんなに小難しく解説しなくても皆さん身体で覚えてやっておられると思いますが、実は大将と私の間に、いままで考えても見なかった見解の相違があったんです。

大将は『ア・ワン・エンド』で1カウントだと思っていたというんですよ。

『それじゃシンコペーションになっちゃうよね。ワン・エンド・アで1カウントでしょ。』と私。

『ア』という音が、前なのか後なのかで、こともあろうに師匠の前で激論を飛ばしてしまいました。

思い込みって恐いですよね。



でもこれだけ長く一緒に踊っていた私ですら大将と音の取り方が違っていたことに気がつかなかったくらいですから、審判だって気がつかなかったでしょう、たぶん。

でも超低速で踊って、師匠レベルの人が見ると、その微妙な音のズレが見分けられるんでしょうね。

何が一番変かって言うと、ツー・スリー.フォーのカウントの本来膝を伸ばしているべきタイミングで大将のカウントだとまだ若干膝が伸びきっていない状態なんですよ。それにつれてニーバックのタイミングも遅くなるんですね。

普通のスピードのルンバでのa(ア)のタイミングってすごく短いんですが、このタイミングでリードもするし、次の動きへの始動もするのでとっても大切です。

カウントの取り方の見解が違うと二人の踊りが合わないのは当たり前ですよね。

大将のリードが遅いと感じたのはそのせいだったのかって、今まで長きに渡って私の目にこびりついていた大きなウロコが音を立てて落ちる気がしました。






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Last updated  2012/01/22 11:58:30 AM
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