2022/10/06
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テーマ: 社交ダンス(8747)
カテゴリ: 映画のはなし
メリル・ストリープという女優さんは本当に何をやらせてもうまく演じるんだなと感心しました。

この映画では売れないロック・シンガー役です。

さすがアカデミー賞を3度も受賞するだけあります。

歌もギターも上手いんですよ。





ミュージシャンになる夢を捨てきれずに夫と3人の子供を残して家を出たリンダ。

あれから数十年経ち、今ではロス郊外の小さなライブハウスでバンド「リッキー&ザ・フラッシュ」のボーカル&ギターを務め、有名曲のコピーを演奏して日銭を稼いでいます。

それだけでは生活が成り立たないので、スーパーでレジ打ちのパートもしているんですが、もう破産寸前です。





ある日、元夫のピートから電話があります。

娘のジュリーが夫と離婚して不安定な精神状態になっているから、実の母親として励ましてほしいと頼まれます。

ジュリーにとってリンダは、自分たちを捨てた無責任な母親でしかないので、行ったところで励ますどころか反感を買うばかり。

他の二人の息子たちも今では立派な大人になっていて、久しぶりに家族で囲むテーブルは妙に気まずい空気が漂います。





クライマックスは息子の結婚式でした。

バンド仲間のグレッグがギターを質に入れて資金を作り、バンドみんなで披露宴に乗り込むんです。

弦楽四重奏かなんかで上品なムードに包まれていた雰囲気が一変。

リンダは得意の歌で会場を盛り上げます。





『幸せをつかむ歌』(原題:Ricki and the Flash)は、2015年のアメリカ映画です。

監督は『羊たちの沈黙』で、アカデミー賞受賞したジョナサン・デミ、脚本もアカデミー賞脚本賞受賞歴のあるディアブロ・コディが務めるという、すごい布陣でした。

娘のジュリーを演じたメイミー・ガマーはメリル・ストリープの実の娘だそうです。

道理で横顔がそっくりで、よく似た人を見つけてきたもんだと思っていたんですよ。

さらにリンダの恋人兼リードギターのグレッグ役は、やけにギターがうまいと思っていたら80年代のスーパーアイドル、リック・スプリングフィールドでした。

今でもかっこよかったです。





私も昔ミュージシャンになる夢を持っていましたが、この映画を見て、もしそうしていたらこんな風に破産寸前になっていたのかなと思いました。

若い頃はいいですけど、ヒットが出ないまま年取ると大変ですよ。

うちのバンド は震災後自然消滅してしまって、今では懐かしい思い出です。






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Last updated  2022/10/06 07:32:04 PM
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