南カリフォルニアの青い空

南カリフォルニアの青い空

2022.07.30
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「アメリカに帰国前にCOVIDテストが陰性でなければならないので、明日は〇〇時に、この部屋で専門家が来るのをまっていてください。朝食後に皆で、COVIDテストを受けてから徒歩でパレスを見に行ってホテルに戻ったら自由時間です。夕方は全員、馬車で町を一時間半くらい見物して、ラスト・サパーのレストランに直行する計画です」と、ハビエルがいった。スペインの旅も、今日が最後である。

 全員テストが陰性になるといいけど、と心配顔だったが、17人全員陰性でパス。晴れ晴れとした顔でホテルをでた。パレスは、現在でも王家の人や、首相などがセビリアを訪問する時の宿舎としてつかっているそうだが、そうでない時は、一階は一般人が見学できるようになっていた。建築のスタイルは、アルハンブラによくにていたが、小高い丘の上から、城下町を見下ろすアルハンブラ宮殿と違って、ここは街中にあった。つまり、門を一歩でたらダウンタウンで、車が行き交い賑やかな場所にある。又、アルハンブラ宮殿は誰も住んでいないが、ここには記者会見の部屋があったり、二階の部屋は泊まれるように、家具、寝具がそろっていて一部だけは、人数制限で見せてくれるらしいが、一階でも博物館のように沢山の絵や歴史を織り込んだタペストリーが沢山かざってあり、庭も色々な行事にもつかっているらしく、生活がみられた。















 一見は百聞にしかず・・・であるから、私の写真よりこのサイトの方が分かりやすいと思う。3分程度なので、 ごらんになることをお勧めする。オバマ大統領も訪れた様子がはいってる。 



(帰り道で、アメリカ人でこの町に30年すんでる絵描きと話てるグレッグ)

 ホテルにもどったら自由時間と言われても、荷造りをしたり、エアラインのコンファメーションから、朝4時半のタクシーの予約など色々やることがあるから、のんびりとはしていられない。とは言っても、それは私だけ。グレッグは、ITに至極弱く、携帯でもサイトをみたりチャットをしたりする程度だから、自分の荷物をパックして、屋上のジャクジに消えた。

「朝3時半起きだから水着が乾かないかもしれないじゃない」と言ったが、「大丈夫だよ」と我関せず。こういう時には、80才にして、結構携帯やPCを扱える自分は損だなあと思う。

 一時間以上すったもんだのあげく、一応コンファメーションを終わらせ、ホテルのフロントでタクシーを予約してもらったが、このホテルの前は車が入れないので、100メートル位歩くことになると言われた。
 7時にロビーに降りて行くと、もう10人くらい待っていて、私にピアノを弾け弾けと、うるさい。小さなロビーの真ん中にグランドピアノがおいてあるのである。このホテルは『アマデウス』といって、どの部屋にも楽器が沢山かざってあり、ピアノ、セロ、ギターなどはだれでも弾けるようになっていた。(枚数に制限があるので写真は明日別に載せます)
 「指が曲がって、もう7,8年弾いてないから無理。楽譜もないし」と本心を言ったのだが、皆あとにひかない。仕方なく、暗譜で弾ける『エリーゼの爲に』を弾き始めたが、最悪であった。皆は「素晴らしい」とか拍手されて、穴があったら入りたかった。

 皆が集まったので、大通りまで行くと、4人乗りの馬車が5台我々を待機していた。全員が座ると、ハビエルは、皆にプラスチックのシャンペングラスを手渡し、なみなみとシャンペンをそそいだ。クレッグと、ロレーンには、コカ・コーラを渡した。私も、「1インチだけ」といって、ちょこっと入れてもらい、ハビエルの音頭で「かんぱ~い!」


 そして、馬車は走り出した。物凄い渋滞の目抜き通りを、まるでツーリストに優先権があるかのように、すいすいと走った。5台つらなって、シャンペンを飲みながら通り抜ける馬車は、人々の目に異様に映ったと思う。我々とシェア―したカップルの奥さんが、「エリザベス女王は、どうやって手を振ったかなぁ」というので、「こうじゃない?」と私が手をたててヒラヒラさせたら、「あ、そうそう、それだ!」といって、通る人に女王の真似をしたので、大笑い。








 町を一周してから、今夜行くレストラン前で馬車をおりた。店の入口がまるでファンシーな魚屋のように、ケースの氷の上に新鮮な魚や貝類、ラブスターなどをならべてあり、「最後だから、フレッシュなラブスターとか、生カキの前菜などがでるのかなあ」と期待していたのに、そこを通り抜けて裏の大広場のテントの下にテーブルがセットしてあって、何時も食べてるオリーブ、チーズやら、サラミがならべてあって、相変わらず沢山のワインが用意されていたので、「なんだ、つまらない」と思った。



(乾杯するハビエル)


 (牛の尻尾)
「長い旅も、今日で終わりになります。皆さんで乾杯しましょう。カンパ~イ!」とグラスをかかげて一揆に飲み干すと、ハビエルは「今日はスペイン独特の特別な料理を選びました。Ox Tail(牡牛の尻尾)です!」と言ったら、グループの人々は気味悪そうに顔を見合わせていたが、グレッグと私は、ベトナム・レストランでOxTailのフォーをちょくちょく食べてるので、慣れていたし、コーンビーフのような食感だというのも知っていたから「大丈夫よ、きっと美味しいでしょう」と言って皆を安心させた。

 最後の晩餐にしては、貧弱だなあとは思ったが、最後に闘牛で有名な国で牛の尻尾を食べるというのも、忘れがたい思い出となるかもしれないから、「ま、いっか!」と思った。我々は、皆がまだ寝てる間にホテルをでるので、皆にさようならをいった。ここから、ポルトガルに行く人、まだあちこち旅する人、数日ここにとどまる人と、皆それぞれ。

 ホテルに戻ったらもう11時。翌日は3時半起きだから、シャワーを浴びたら4時間しか寝られないというのに、グレッグはテレビをつけた。「僕はねられないよ」といったが、アラームをセットして目を閉じたらテレビの音もきにならず、私はすぐ寝てしまった。





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最終更新日  2022.07.30 15:41:15
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