Fastest Lap

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November 9, 2009
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カテゴリ: Super GT
第1回 11月のもてぎに仕掛けられた罠


NSX-GT公式戦参戦106戦目のもてぎラウンドは#8の戦略戦術が見事に功を奏してNSXのファイナル・レースを優勝で飾ることができました。
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13年間という長い歳月、NSX-GTを常に一線級のレースカーとして開発を続けたホンダ・レーシング、無限、童夢スタッフに心から感謝したいと思います。NSXオーナーとしてこれほど嬉しいことはありません。

コンチネンタル・サーカスをラウンドするようになってからスーパーGTに足を運ぶ機会は無くなってしまっておりましたが“NSXファイナル”の09シーズン最終戦もてぎは絶対に行かねば!(笑)と考えておりました。
ところが仕事はやはりてんこ盛り・・。行けないかな・・・と諦めかけたこともありましたが、なんとかスケジュールを調整しつつ仕事も頑張りながらもてぎラウンド観戦のための時間をこじ開けました。

今年はトヨタ、ホンダ、ニッサンすべてのメーカーに1台ずつチャンピオンの可能性が残されていたために、もてぎのラウンドが始まる前からいろんな駆け引きが行われていたようです。
詳しくは僕も解りませんが・・・。

予めお断りしておきますが、これから僕が書くことはあくまでも推定です。
レースを2日間多角的に観て検証しながら出した結論です。1回では終わらないと思いますので2回から3回ぐらいの更新になると思いますが、まだやらなければならない仕事がたくさんあるので更新時期は飛んでしまうかもしれませんがご了承下さい。
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トヨタ、ホンダが仕掛けた罠・・・その術中に見事にはまってしまったのがチャンピオンの最有力候補、ディフェンディング・チャンプを狙っていた#1でした。
#1は焦らずじっくりと自分たちのレースができればポイントの面からも、マシンの競争力の部分からもアドヴァンテージがあるため最もチャンピオンに近い存在であることは誰もが疑わなかったはずです。
しかしながら、僕はこのブログで常々・・・というよりもことあるごとに書き続けてきましたが、たった一人のドライヴァーのエゴにより最終戦の序盤で一年間積み上げてきたリザルトと努力をフイにする結果となりました。

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ブノワ・トレルイエ。僕は鈴鹿のスーパーラップでマシンを大破させた時にも辛辣な語調で書いたことがありますので、何年もこのブログにお越しになっている方ならすでにご存知のはずです。
このドライヴァーは速いとか、熱いとか、上手いとか、肯定的な評価をされる関係者が多いのも事実。しかしながら、僕のようにこのドライヴァーを懐疑的に思っている関係者がいることもまた事実です。
彼が上手くて速くて本当に欲しいと感じるドライヴァーならどうしてF1からお誘いがかからないのでしょう?F1ではなくても他のカテゴリーはたくさんあります。
答えは明白です。一発の速さだけが強いドライヴァーではないからです。一発の速さはもちろん重要ですがそれ以外に必要なものがあることもあります。聡明さを感じられる上手さと狡猾さがなければチャンピオンの資質はありません。それこそがステップアップできずにいる理由に他なりません。
速さという力は持っているもののそれ以外の資質がなくては決して魅力的ではありません。少なくとも僕にはまったく魅力的には映りません。彼よりもはるかに若いセバスチャン・ヴェッテルのほうが聡明ですし、断然上手く、レース・マネジメント・スキルも高いです。


メディアも各陣営もここまでは書かないし言及しないだろうから僕は敢えて書きます。
#1のGT-R連覇が確実視されていた今季、最終戦に望むトヨタ、ホンダの陣営が目をつけたウィーク・ポイントはこのブノワの短絡直情的なプッシュ走りだったと思います。

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*写真はリチャードではなく立川君かも・・・

2周目、#38のリチャードの厳しいチェックでまんまとその罠にはまった彼はトヨタ陣営が書いたシナリオ通りの結末に向かって見境なくGT-Rを走らせ、タイアを酷使して運命の17周目を迎えます。
2周目に仕掛けられた時限装置はカウントダウンを始めました。
しかも、17周目という周回は一人のドライヴァー・スティントの最短周回として認められるか否かの微妙な周回。

良い仕事をしたのはリチャード・ライアン。ブノワの後ろについたあとも1コーナーやダウンヒル・ストレート手前のヘアピン、90度コーナー、ヴィクトリー・コーナーなど右コーナーではブノワをプッシュし、タイアに負担がかかるように荷重をかけさせました。
確かにNISMOやブノワの焦りも解らないわけではありません。TOMSが優勝してしまえば、2位に入らなければタイトルを逃すことは解っていますが彼らは忘れてしまったんでしょうか?
もっと不利な状況をひっくり返して順位を上げているレースがあることを・・・。
目先のことだけに縛られると大局的な見地での戦略戦術を失います。
今回のNISMOはここですべてを失いました。

続く~






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Last updated  November 9, 2009 01:57:36 PM
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