今まで受けた志望校模試は、
すべてよい結果が得られなかった。
1日目がうまくいった時には、
2日目で信じられないようなひどい点数をとった。
敵は油断。
コブ自信が、
「気が緩まないように、緩まないように・・・。」
と意識しているのがはた目にも分かった。
受験前に夫にも、
「もし、1日目がよくても、絶対に喜ばないで。」
と話していた。
前日よりもっと暗く感じる朝の道を
試験場へと向かった。
「昨日の○番のA、コブはなんて書いたの?」
「・・・って書いた。」
「前に、ものの見方の話をしたよね?」
「あの時の言葉を使えばいいんだよ。」
「ふ~ん。」
前日の国語の問題を振り返りながら歩いた。
受験会場前は、前日とは少し雰囲気が違うように感じた。
勢いは少し収まり、
真剣味がさらに増しているように思った。
前日と同じような言葉を交わして
コブを受験会場へ見送った。
受験を終えてのコブの開口一番は、
「算数が難しかった~。」
「でも○点ぐらいはあると思うけど。」
そして国語について尋ねると、
「そうそう、朝、お母さんと話したことを書いたよ。」
母の発した言葉が、
功を奏したのか?
それとも・・・。
緊張感と第一志望校受験を終えた安堵感が錯綜していた。