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兎遊月子
日記。
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May 14, 2007
カテゴリ： 娘の成長
昨日の事。
前日の動物園行きで夫婦揃って疲れていた事もあり
外出は朝の散歩だけにする事にして
いつもの海沿いの公園に行った。
家族で外出する時は
私は出来るだけ子供の相手はしない。
公園でもベンチに座って
旦那が子供達の世話をしてるのを遠目で見てるだけ。
昨日も勿論
一目散に噴水に駆け寄る娘の事は旦那にまかせ
一人ベンチでくつろいでいた。
息子は息子で好き勝手に
地面に落ちている木の実を拾ったり
娘と一緒に水を触って遊んだりしてるので
ここぞとばかりに一人でゆっくりしてたのだけど。
少し立って娘が
公園の一角にあるメリーゴーランドに乗りたいと騒ぎだした。
前に来た時に乗せてあげたので
その時の事を覚えてたのかもしれないが
それにしたって来る度にメリーゴーランドに乗せる訳にもいかない。
1回2ユーロもするのだ。
2ユーロしかしない、と言う人もいるだろうけど。
でもその時はとにかく
娘がやりたいと言う度にやらせるのもなんだと思い
「今日はダメよ。又今度ね」
とハッキリ言ったのだけど。
いつもは聞き分けの良い娘なので
今回もきっと少し泣いたら諦めるだろうと高をくくっていたのに
なんと娘、
いつまで立っても泣き止まない。
本当にいつまでもグズグズ泣き続け
少しづつメリーゴーランドに近づいて行く。
旦那が後を追って娘を抱き上げ
連れ戻したりした物だから
その後は堰を切ったように泣き続け
これはたまらないと
その公園を後にするはめになってしまった。
が、
道々ずっと泣く娘。
あまりにも泣くので
その娘を抱いていた旦那がキレて
「泣き止まないんならベビーカーに乗せるぞ」
と変な脅し文句を言った。
それでも泣き止まなかったので
その言葉通りベビーカーに乗せようとした所
娘、
のけぞって抵抗。
二人掛かりでどうにか乗せては見た物の
上半身を左右に揺らして泣く娘に
夫婦揃って途方に暮れてしまった。
ああ、
こんなに泣かれるくらいなら
2ユーロ払ってメリーゴーランドに乗せてやれば良かった、
なんて後悔したり。
でも一旦ダメと言ったのに
泣かれたからって意見を変えたりすると
泣けばどうにかなると思われて
増々泣くようになるかもしれないし。
なんて事を色々考えながら
旧市街をそぞろ歩き。
まだのけぞって泣いている娘に
又キレた旦那が
「いい加減にしなさい！」
とベビーカーを地面に叩き付けて怒ったので
旦那の剣幕に「これはまずい」と気付いたのか
その後やっと娘は泣き止んでくれた。
でも、
その仏頂面たるや
世の中の全てを恨んでるかのようなもの凄さ。
それに
しばらく歩いて落ち着いた旦那が
さっきは怒り過ぎたかもと後悔したようで
「ほら、パパの所へおいで」
と又娘を抱き上げてしまい
パパとしての威厳は微塵も感じられない結末となった。
とまあ、
こんな事があった昨日の朝。
はっきり言って私はこの娘の態度に驚いた。
これまで勿論我がままを言った事はあった。
普通の子供のように駄々を捏ねる事も良くある。
でも、
息子と比べてその聞き分けの良さに
我が娘ながらなんて良い子なんだろうと
ずっとそう思っていたのだ。
2歳になってから駄々を捏ねる回数も増えたけど
我がままを言った後、私が怒ると
素直に「ごめん」と謝って来る娘。
息子の時は拗ねるだけ拗ねて
後のフォローが大変だったけど
と言うか、
今も大変だけど
娘はあんまり拗ねたりしないし
昨日のような我がままを言っても
私がダメと言うと
泣きはするけど
最終的には納得してくれていた。
が、
昨日の泣きっぷりに
娘にも譲れない事が出来て来たんだな
と気付かされた私。
それも娘の成長だと思えば
もちろん嬉しくもあるのだけど
これからは増々
そんな娘に振り回される事になるのかと思うと
そら恐ろしかったりもする。
娘よ、
どうかお手柔らかにお願いね・・・。
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