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兎遊月子
日記。
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May 17, 2007
テーマ： 子育て現在進行形(1980)
カテゴリ： 息子
今日はフランスは祝日。
カトリックのなにからしいが
詳しい事はいつものごとく知らない私。
とにかく、
旦那が休みなので
お昼は手を抜いて中華のファストフードに行った。
で、
帰ってきたらまだ1時。
娘は珍しく息子がいるのに昼寝をしてくれ
息子もそのあと退屈だったのか
いつの間にか娘のベビーベッドに入り込んで眠っていた。
彼が目を覚ました後、
ずっとほったらかしていた罪悪感から
息子と遊んでやろうと一緒にゴロゴロしながら
くだらない事を話していた時の事。
息子がふいに
「今度はいつ日本に行くの」
と訊いて来た。
「又そのうちにね」
と言っておいたけど
私だっていつになるかわからないので
正確には答えられない。
そしたら息子、
「今度はパパ無しで行こうよ」
なんて言う。
「なんで？」
と訊くと
「パパがいない方が良いから」
と答える息子。
そりゃあねえ。
怒ると怖いのはやっぱりパパだし
パパよりママが良いのはわかるけど
パパもいた方が良くない？
「いない方が良い！」
そんな風にきっぱり言う息子に
ちょっと意地悪な気持ちになった私は
「いつかパパが死んだら
ママはあなたたちと一緒に日本に帰るから」
なんて言ってみた。
5歳10ヶ月の息子に「死」の意味がわかってるとは思えなかったので
「死ぬって言う事は
もう二度と会えないって事なのよ。
だからパパが死んだら
もう二度と会えなくなるのよ」
と詳しく説明してあげた。
そして
「その時は私はフランスに残るつもりは無いから
あなたたち二人を連れて日本に帰るけど
その方が良い？」
と言ったら
うちの泣き虫息子
途端に目に涙をためて
静かに泣き出すではないか！！
「ほらね、
パパに会えなくなったらやっぱり哀しいでしょう？
でも大丈夫よ。
パパはまだ死なないから。
だからまだ当分は日本に行けないわね」
そしたら息子、
目に涙を溜めてるくせに
「やっぱりパパは来ない方が良い」
なんて言う。
「なんでよ？」
とあらためて訊くと
「だって、パパは嫌いだから」
と泣きながら答える息子。
でもパパが死んだら哀しいんでしょう？
だから泣き出したんでしょう？
と言う事は
アンタはパパが好きなんであって
嫌いではないってことなのよ。
そう私が言っても
「パパは嫌いだ！」
と言う息子。
多分さっき昼寝をする前に
パパに怒られた事を根に持っているのだろう。
でもさすがに二度と会えないと考えたら哀しくて
涙がにじんで来たのだけど
それでも「嫌い」と言い続ける息子に
我が子ながらあきれてしまった。
でもこの息子、
小さな頃からママッ子で
パパと二人だけで一緒に出かける事さえ
最近になってやっと出来るようになったんだった。
それに引き換え娘は
二人目だからか
別にどうしても私じゃないとダメと言う事もなく
パパと二人だけでも出かけてくれるので
楽と言ったら楽なのだ。
その娘も私と息子の間に入り込んで来て
又くだらない話を息子としながら
旦那と息子の関係について考えてみた。
最近特に拗ねると手が付けられなくなる息子。
日頃は小さな事で私に怒られる事も多いけど
私が手を上げるのは稀なので
息子もどこかで
ママは怖くないと思ってるのかもしれない。
それに比べて旦那は
キレると途端に手が出るので
私がいる時は止めるけど
それでも止めきれない事もあるし
これまでのそうした経験から
息子の中で
「パパは怖い」とか「パパは超えられない」と言った
その手の印象が出来上がってるのだろう。
だからたまに旦那が息子とふざけていても
息子はすぐに本気になって泣き出して
旦那はそれを見て怒って
なんて言う悪循環。
まあ、私も
考えてみたら小さな頃はお父さんが嫌いだった。
だって怖かったから。
でも大きくなるに連れて
怒られる事も少なくなったし
そんな感情も変化した。
でもその変化に自分で気が付いたのは
随分後だったような気がする。
いなくなったら哀しいけど
でも日頃の恨みで嫌いになってる旦那の事を
息子が本気で好きって言う日は
まだまだ遠いのかもしれないな。
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カトリックのなにからしいが
詳しい事はいつものごとく知らない私。
とにかく、
旦那が休みなので
お昼は手を抜いて中華のファストフードに行った。
で、
帰ってきたらまだ1時。
娘は珍しく息子がいるのに昼寝をしてくれ
息子もそのあと退屈だったのか
いつの間にか娘のベビーベッドに入り込んで眠っていた。
彼が目を覚ました後、
ずっとほったらかしていた罪悪感から
息子と遊んでやろうと一緒にゴロゴロしながら
くだらない事を話していた時の事。
息子がふいに
「今度はいつ日本に行くの」
と訊いて来た。
「又そのうちにね」
と言っておいたけど
私だっていつになるかわからないので
正確には答えられない。
そしたら息子、
「今度はパパ無しで行こうよ」
なんて言う。
「なんで？」
と訊くと
「パパがいない方が良いから」
と答える息子。
そりゃあねえ。
怒ると怖いのはやっぱりパパだし
パパよりママが良いのはわかるけど
パパもいた方が良くない？
「いない方が良い！」
そんな風にきっぱり言う息子に
ちょっと意地悪な気持ちになった私は
「いつかパパが死んだら
ママはあなたたちと一緒に日本に帰るから」
なんて言ってみた。
5歳10ヶ月の息子に「死」の意味がわかってるとは思えなかったので
「死ぬって言う事は
もう二度と会えないって事なのよ。
だからパパが死んだら
もう二度と会えなくなるのよ」
と詳しく説明してあげた。
そして
「その時は私はフランスに残るつもりは無いから
あなたたち二人を連れて日本に帰るけど
その方が良い？」
と言ったら
うちの泣き虫息子
途端に目に涙をためて
静かに泣き出すではないか！！
「ほらね、
パパに会えなくなったらやっぱり哀しいでしょう？
でも大丈夫よ。
パパはまだ死なないから。
だからまだ当分は日本に行けないわね」
そしたら息子、
目に涙を溜めてるくせに
「やっぱりパパは来ない方が良い」
なんて言う。
「なんでよ？」
とあらためて訊くと
「だって、パパは嫌いだから」
と泣きながら答える息子。
でもパパが死んだら哀しいんでしょう？
だから泣き出したんでしょう？
と言う事は
アンタはパパが好きなんであって
嫌いではないってことなのよ。
そう私が言っても
「パパは嫌いだ！」
と言う息子。
多分さっき昼寝をする前に
パパに怒られた事を根に持っているのだろう。
でもさすがに二度と会えないと考えたら哀しくて
涙がにじんで来たのだけど
それでも「嫌い」と言い続ける息子に
我が子ながらあきれてしまった。
でもこの息子、
小さな頃からママッ子で
パパと二人だけで一緒に出かける事さえ
最近になってやっと出来るようになったんだった。
それに引き換え娘は
二人目だからか
別にどうしても私じゃないとダメと言う事もなく
パパと二人だけでも出かけてくれるので
楽と言ったら楽なのだ。
その娘も私と息子の間に入り込んで来て
又くだらない話を息子としながら
旦那と息子の関係について考えてみた。
最近特に拗ねると手が付けられなくなる息子。
日頃は小さな事で私に怒られる事も多いけど
私が手を上げるのは稀なので
息子もどこかで
ママは怖くないと思ってるのかもしれない。
それに比べて旦那は
キレると途端に手が出るので
私がいる時は止めるけど
それでも止めきれない事もあるし
これまでのそうした経験から
息子の中で
「パパは怖い」とか「パパは超えられない」と言った
その手の印象が出来上がってるのだろう。
だからたまに旦那が息子とふざけていても
息子はすぐに本気になって泣き出して
旦那はそれを見て怒って
なんて言う悪循環。
まあ、私も
考えてみたら小さな頃はお父さんが嫌いだった。
だって怖かったから。
でも大きくなるに連れて
怒られる事も少なくなったし
そんな感情も変化した。
でもその変化に自分で気が付いたのは
随分後だったような気がする。
いなくなったら哀しいけど
でも日頃の恨みで嫌いになってる旦那の事を
息子が本気で好きって言う日は
まだまだ遠いのかもしれないな。
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