PR
Calendar
Keyword Search
Comments
推薦入試で音大に合格した生徒とは、かれこれ8年の付き合いだ。
小学生の頃は、「いつまで続くかなー。」程度で、さしてフルートに対する執着も感じられなかった。
小学・中学がつながっている進学校にいたのだが、中学進学の際、「将来は音楽の道に進むので、進学校から離れて音楽の出来る環境の中・高へ進みます。」と、お母さんから告げられた時は、正直驚いた。音楽の道???フルート???
ピアノもやっており、子どもの合唱団に所属しているから、ピアノか声楽かな?
中学に入っても、さほどやる気や執着も感じられず。進学校から逃げたかった??
ま、ピアノで進むのであろう。
彼女のピアノの先生は後輩で、中3の頃様子を聞かれた。
ピアノの先生はフルートで進むものと思っていた(笑)。
お互いに、「ありえな~い、ハハハ~」
高校に入って、フルートで進学する、と言ってきた。正直焦った。
でも、「先生のようになりたい。」と言った時は、結構嬉しかった。
それでも、ボチボチしかやる気は出ない。
それが変ったと思ったのは、高1の12月、ちょうど2年前だ。
本人から、「この曲を吹きたい。」と言ってきた。
こんな事は初めてだった。
ビュセールのプレリュードとスケルツォ。
先ず吹けない、と思った。しかし、初めて自分からやりたい曲を見つけたのだから、それを最優先したいと思い、励ます。
本番まで3ヶ月、「自分で選んだんでしょう!」と、投げ出しそうになると叱咤激励する。
そして、何とかやり遂げた。
この事が少し自信になったんじゃないかな?
この子の学校は音大進学クラスがあり、上にはフルートが連なっていたが、この子の下の学年にはフルートはいなかった。それが、3年になる時1年生に3人もフルートが入学する事がわかる。
ここで、私はハッパをかける。「ヘタな先輩はかっこ悪いよね~。3人も入ってきたら上手い子がいるかもね~。」
3人の中には私の生徒もおり、「○○ちゃんは先輩目指して頑張ってるよ~。」
負けず嫌いの生徒は、ここでかなり頑張った!
コンクールでもグランプリを取り、先輩のメンツも保ち、音大にも合格したのです。しかし、この子は知能犯(笑)で、惨敗しそうなコンクールには手を出してないんですよね。
そこまで振り返って、今日聞いた。
「なんでもっと早く頑張らなかったんだろうね?」
「うん、私もそう思う。もっとうまくなったかも知れないのに・・・。」
「でもね、今からだって全然遅くないよ。音大に行っても今のやる気を失くさないで、トップクラスで卒業する勢いで頑張りなさい!」
「うん、上手い人が周りにいると、燃えると思います!」
この気持ちを、持続させて欲しいー!!と、切に願う先生でした。